兄が帯広に来まして少しの時間を共有しました
過去のブログ的なSNS(遡って探してみると2021年5月3日に1度記事にしています)
恐らくあれ以来まだ兄の口から「バナナクリップ」という単語は出ていないんだろうなぁと思っています
結構独特な兄なのですがたった1日観察していただけでもネタに出来そうなことが沢山ありましたので少しずつ晒していこうと思います
ちなみにこの兄、私と6歳ほど年が離れています。
私が小学校4年生の時、頭を怪我してしまい病院に行ったことがあります
縫うまでの怪我ではなかったのですが念の為検査をして、頭にガーゼを貼って、そのガーゼがズレないようにメロンのネットのようなものを頭に被って帰宅したことがありました。
今考えると大した怪我ではなかったのですが当時の私は「頭から血が出るなんてこれから先どうなるのだろう」「私の脳みそは今どうなっているのだろう」などと思い子供ながらに自分の明日を案じ不安になって指先が冷たくなるほどでした
とにかく頭を動かすと大変なことになりそうだと思い込んでいたので、トイレに行く以外はなるべく横になって自分の明日を心配して涙を浮かべていたのです。縫うまでもなく1cm程度の傷だったのに。
病院から「頭を怪我したあとの注意事項」と書かれたA4サイズの紙を親が貰っていたのですが私はそこに自分の寿命が書かれていると思って、親が寝静まった頃にこっそり茶の間に行ってその紙を確認したものです。縫うまでもなく1cm程度の傷だったのに。
さて、当時の兄は高校生でエレキギターにハマっており、昼夜問わずベンベンベンベンと練習をしておりました
小学4年生の妹が己の命を心配して頭にメロンのネットを被って目に涙を浮かべて横になっている目の前でも構わずベンベンベンベン練習していたのです
当時練習していた曲は
BLANKEY JET CITYの「ガソリンの揺れかた」という曲でして、歌詞には
〝ガソリンの中に落ちていた人形がマッチ売りの少女に似ている〟
というような言葉や
〝鉄の塊にまたがって自分の命を揺らしている〟
というような難しくも小学校4年生の私には中々パンチの効いた歌詞だった記憶があります
ただでさえ怪我をして頭がズキズキしていて、更に自分が急変してしまうかもしれない(縫うまでもなく1cm程度の傷なのに)中、BLANKEY JET CITYの〝揺らしてるだけ 自分の命 揺らしてるだけぇえぇ〜〟という歌詞を聴きながら「これ、今の私の状況だ、、私の為の歌じゃん、、私も明日はどうなるか分からないから命が揺れてる、、ほら、ゆら、、ゆら、」と錯覚してしまい、まるで自分がドラマの主人公でBLANKEY JET CITYの曲が挿入歌のような感覚に陥ってしまったのです。
小学校4年生だけど厨二病
一瞬で小学校4年生に戻れる曲
BLANKEY JET CITY「ガソリンの揺れかた」です
その後怪我はカサブタになり、剥がれ落ちたその部分は毛根が死に、禿げております
美容師さんには「円形脱毛症になっているかも」といっていただく度にBLANKEY JET CITYを思い出すのでした