ダイエットや健康維持のため、普段の食生活から糖質を気にしている人も多いと思います。
なんとなく「糖質=悪いもの」と感じている人もいるのではないでしょうか?
そもそも糖質とは、「炭水化物」から食物繊維を除いたものが「糖質」とされています。
糖質は大切なエネルギー源であり、人が生きていくためには欠かせない栄養素の一つです。
そのため、ダイエットで糖質制限を行う最中でも最低限の摂取が必要です。
人が生きていくために必要な糖質ですが、常に糖質を摂りすぎる状態だと、余分なブドウ糖が脂肪としてたまり、それが肥満の原因になってしまいます。
また、糖質の摂りすぎで血糖値が高い状態が続くと、血管が傷ついて動脈硬化を起こし、それが心筋梗塞や脳梗塞につながる可能性が髙くなります。
ただし、だからと言って糖質をまったく摂らないのもよくありません。
糖質は貴重なエネルギー源であるため、不足すると疲れやすくなります。また、脳のエネルギー源になるのはブドウ糖しかないため集中力も低下してしまいます。さらに、もともと脂肪が少ないにもかかわらず、過度なダイエットやトレーニングを行いながら糖質制限をしてしまうと、血糖値が必要以上に低くなる低血糖の状態になり、最悪の場合、意識障害を引き起こしてしまう場合もあるのです。
①糖質をコントロールするうえで、うどんよりそばを選ぶなど糖質の少ない食材を選ぶのも一つの手ですが、もう一つの方法はGI値の低い食品を選ぶことです。
GIとは、グリセミック・インデックスの略で、食後血糖値の上昇度を示す指数です。例えば、白米とスパゲティでは、スパゲティの方が糖質の含有量は多いのですが、GI値はスパゲティの方が低くなっています。
食後の血糖値が急激に上昇するとインスリンは過剰に分泌され、体に脂肪をため込みやすくなってしまいます。単に糖質の量を減らすのではなく、血糖値の上昇を緩やかにすることで糖質の影響をコントロールしたいのであれば、白米よりもGI値の低いスパゲティを選んだ方がよいのです。
②また、食物繊維と一緒に食べることも過剰な糖質の摂取を予防できます。食物繊維には糖を吸収しにくくする働きがあるので、まずは食物繊維が豊富な野菜や海藻類などを食べてから他の食材を食べることで、血糖値の上昇を抑えることができます。
③他には、お酢と一緒に摂取がお勧めです。お酢に含まれるクエン酸や酢酸は糖の吸収を抑える働きがあり、酢の物にすることで血糖値の上昇を緩やかにすることができます。
糖質を摂りすぎると、肥満や生活習慣病の原因になり、反対に糖質が不足すると、体力や集中力の低下につながります。
大事なのは、摂取した分とエネルギーとして利用する分のバランス!
糖質の少ない食材を選んで摂取する量を減らすのも大切ですが、摂りすぎてしまったら運動をするなどしてバランスを合わせ、健康的な生活を送るようにしましょう。
美容と健康はセットです(^_-)-☆