こんにちは、中野で推拿整体院を営んでおります
すいな健康院 天と地と人の信長正義と申します。
推拿(すいな)の重要な手法に「按法」があります。
身体の様々な部分を使って
『按』(=押す、推す、圧をかける)するのです。
使うのは掌の広い面(掌面)
手根部、拇指球、小指球、拳の関節部、
前腕部、肘、 拇指の指腹、拇指の指尖、
その他の指の指腹、指尖、等。
日本で最もポピュラーなのは、
拇指の指腹で押す「指圧」になるでしょう。
私は数名の指圧師(有国家資格者)の
指導をさせて戴きましたが、
指圧の「圧」と推拿の「按」は
別物だと思っています。
リラクゼーションマッサージで使われている親指押し
主に体重押しのようですが
これと指圧は似ているのかもしれませんが
推拿の「按」は推拿を他の手技との違いを特長的なものだと
ここ近年はそう思うようになってきました。
『天と地と人』 という屋号は推拿の施術にも通じる概念です。
人は「自分が自分の力で生きている」
などと思いがちかも知れませんが
もちろんこれは真理ではありません。
天(宇宙)からの「気(生命エネルギー)」と
地(地球)からの「気(物質的なエネルギー)」を
合わせて受けながら活動出来ているのです。
推拿は本来
この『氣』の概念を利用して
「人」である自分の中の『氣』を留めることなく
『天』と『地』の力を借りて
他の「人」の『気』を補ったり、取り除いたりして
波動させる手法なのだと思っています。
写真のように「按」する『拇指按法』は
いわゆる「ツボ(経穴)押し」によく使われます。
この写真では、 私は座っているので
もちろん体重をかけて推している訳ではありません。
肘を伸びきらせて推してもいないので
肘の関節には余裕があり
さらに患部の深いところ
筋肉の深部に入ることが出来ます。
拇指や他の4本の指にも
無駄な力は入っておらず
緊張もしていません。
なので
「按」している拇指が痛くなる
ということもないのです
(長時間行えばそれなりに疲労しますが)。
前腕も上腕にも余分な力や緊張はありません
肩の力を使ってもいないので
肩も肘もむやみに上がったり力んでもいません。
むしろ
力んだり緊張したり
自分の「気」が上に上がると
拇指の先に「気」が通らないのです。
だから
私の意識は主に3点
「拇指」「丹田」「足裏(座っている場合はお尻)」
それ以外は「気」の通り道だと思っています。
これは
誰(人)に教わったわけではなく
「天」と「地」から伝わったものです。
これからも『推拿(すいな)』に出逢う皆さんに
推拿の素晴らしさと
指圧やマッサージなど他の手技との違いを
わかりやすくお伝えして
理解してもらえるように活動していきます。
最後まで読んで戴き有難うございました。
中野の整体院 すいな健康院 天と地と人 信長正義