天職と言ってしまうとちょっとかっこよすぎかもしれませんが、私はこの仕事が大好きです。
いろんなお客様に「天職ですね」と言っていただくことがあって、以前は自分ではそこまで言い切れないものがありました。
まだ自信がなかったんだと思います。
今は、天職だなと思っています。
お体に触れること、施術が終了した後のお客様のお顔がほっとした表情になったのを見ること、体の構造を学ぶこと、サロンの内装を整えること、全てが楽しい。
オランジュを始めたばかりの頃は本当になんにもないがらんとしたサロンでした。
ベッドとタオルとカーテンがあればできる、と最低限のものを用意してスタートしました。
そこから5年が過ぎ、当初から来てくださっているお客様はご存知だと思いますが、次に来ると間違い探しのように部屋のどこかが変わっている、と言う感じで少しずつ内装が整っていき、今の形に落ち着きました。
シャンデリアが欲しいけど天井高にあうものがないのでワイヤーで作ったり、
ラグを自作したりしました。
写真は円形ラグを作る途中のものです。今は玄関でスリッパを乗せて皆様のお越しをお待ちしています。
フライヤーのデザインも自分で行いました。
サロンのティーテーブルに置いてありますので、どうぞお持ちください。
イメージに合う写真やイラストを商用利用OKのフリー画像サイトから探し、加工して配置したり、文章の位置を調整し、フォントを変え、出来上がるまでに数ヶ月かかってしまいました。
それでも自分でデザインして、両面印刷の紙を購入し、自宅のプリンターで印刷したものをせっせと三つ折りにしたフライヤーは思い入れもひとしおです。
皆さんに伝わるといいなと思いながら作りました。
また、体のことを学ぶのも楽しい。
皮膚から吸収されたキャリアオイルや精油がどのくらいで代謝されて体外に排出されるのか?
そもそもリンパってなんだ?
と言う疑問をそのままにしておけず、休みの日はなんだかんだと仕事に関わることをして終わることもしばしばです。
手技についてもいろんなお客様に触れることで1年前よりも成長しているように努力しています。
最近は皆さんすうっと眠りに引き込まれることが増えました。
気持ちよく、気になるところは楽になるような手技とストレッチで、お帰りの際にはご来店時よりも背筋が伸びたり、歩きやすくなったり、またお顔の色が良くなり目に光が入るようになる、そんなお姿をたくさん拝見して、天職だと実感しています。
ただどうしても、お体のコリは年月と固さに比例して緩みにくいとも感じています。
回数を重ねて施術を受けていただくことで、前回はアプローチできなかった部分が触れたり、緩んできたから違うことができると言うこともあります。
できれば、あまり間を置かずにおいでいただくのが理想です。
またオランジュってこんなところ、工藤ミカってこんな人をご紹介していきますね。