足のしびれは坐骨神経痛?
足が痛い、しびれる……。
このような症状を訴えて病院にいくと、『坐骨神経痛』と診断されることが多いです。MRIなどで検査を受けると、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなどがみつかるかもしれません。
一般的に椎間板ヘルニアというものは外科的に言うと椎間板の変性で診断されます。これは実は腰痛じゃない人が病院に行き診察してもそのように診断されることが結構あるのです。
それをしらないと椎間板ヘルニア=重病という認識が多いためにすぐに絶望してしまわれる方が結構多いです。
『とりあえず薬で様子をみましょう』と、鎮痛剤や血行促進剤を処方されて飲んではいるけれど、あまり効果がない。
『リハビリに通ってください』と言われて、電気をかけたり牽引したりしても、症状は良くならない。
●坐骨神経痛とは?
腰椎や仙骨から脚に伸びている太い神経を『坐骨神経』といいます。
この『坐骨神経』が、なんらかの原因で圧迫され、神経の走行上に痛みやしびれがおこると『坐骨神経痛』と診断されます。
坐骨神経痛の原因は?
・腰部脊柱管狭窄症(40歳以降になってくる方が多い)
・腰椎椎間板ヘルニア(激しい運動など、すべり症と併発することが多い)
・腰椎すべり症・分離症
・梨状筋症候群
などにより、坐骨神経が圧迫されると脚に痛みやしびれがおこるとされています。
しかし、はっきり原因がわからないケースもあります。
今回ご紹介するストレッチは、こんな方にオススメです。
・腿の裏やふくらはぎなど、脚の後ろ側に痛みやしびれがおこる。
・腿の外側やすねの外側に痛みやしびれがおこる。
・イスから立つと痛む。
・立ちっぱなしで痛みやしびれが出る。
・朝起きた時痛む。
・歩くと段々痛みやしびれが増してくる
1)腿の裏やふくらはぎが痛む、しびれる
(2)腿の外側やすねの外側が痛む、しびれる
(3)足の裏や足の指がしびれる
このストレッチで伸ばしている筋肉は、主に次の3つです。
ハムストリング
腿の裏側の筋肉。
人間が歩くときに脚を後ろにけり出したり、膝を曲げたりする筋肉。
デスクワークや座りっぱなしが多いと固くなったり、弱くなったりして
腿裏の痛みやしびれの原因となります。
腓腹筋・ヒラメ筋(下腿三頭筋)
ふくらはぎの筋肉。
股関節を動かしたり、骨盤や股関節、膝関節を支えたりする筋肉。
座りっぱなしや運動不足などで固くなったり、弱くなったりして
ふくらはぎや足の裏のいたみやしびれの原因となります。
長・短腓骨筋
すねの外側の細い筋肉。
すねの外側や足首などの痛みやしびれの原因となります。
それでは、実際にストレッチを行ってみましょう!
【タオルを使った『腿裏~ふくらはぎ』 ストレッチ】
適度に腿裏からアキレス腱が伸びたところで止め、
ゆっくりと深呼吸を3~5回(約30秒)繰り返します。
終わったら脚をゆっくり戻し、
反対の足も同じようにおこないます。
片側2~3回ずつおこないます。
【タオルを使った『腿~すねの外側』 ストレッチ】
適度に腿の外側~すねの外側の筋肉が伸びたところで止め、
ゆっくりと深呼吸を3~5回(約30秒)繰り返します。
終わったら脚をゆっくり戻し、
反対の足も同じようにおこないます。
片側2~3回ずつおこないます。
上記のストレッチを行うことで症状が改善されるようであれば、自己ケアと整体で改善が見込めることがあるので是非参考にしてください!
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