これからどんどん寒くなってくるので、下肢の冷えに効果のあるツボ「三陰交(さんいんこう)、湧泉(ゆうせん)、気端(きたん)」をご紹介します。
三陰交は足の「脾経(ひけい)」という経絡に属するツボで内くるぶしの頂点から指幅4本分上がったところで、骨の内側にあるくぼみにあります。
「女性のツボ」とも呼ばれていて、冷え性、月経不調、むくみなどに効果的とされています。
特に足の冷えを改善するのに重要なツボで、血行を促進し、全身を温める効果があります。
湧泉は「腎経(じんけい)」という経絡の始点に位置します。足の裏で最も凹んでいる部分で、足の指を曲げた時のくぼみにあります。
腎は東洋医学で「生命力」「温める力」を司る重要な臓器とされており、ここを刺激することで、
全身のエネルギー(気)を活性化
血行が促進される
足元から体全体が温まる
末端冷え性の改善に役立つ
といわれています。
「気端」は正式な経穴名というよりは、足の指先全体にある気の出口としての総称です。足の指先の先端にあります。ここを刺激することで、滞った気や血の流れを改善すると考えられています。冷え性の人にはおすすめの刺激ポイント。