カイロプラクターへの道
その1. 交通事故
1986年7月7日七夕の日、私にとって転機になった、大事件が起こったのです。
それは、生死にかかわる交通事故でした。
私は、モトクロス用のオートバイに乗って、大磯の職場から辻堂の自宅に帰る途中のことでした。
湘南の海沿いの134号線で相模川に架かる湘南大橋の少し手前、某デニーズの駐車場から、突然確認せずにでできたワンボックス車にノーブレーキで衝突し、右折待ちの乗用車の下に滑り込んでしまったのです。
大音量の衝突音の後の静けさ…
気絶寸前の全身の激しい痛みの中、意識はあるし、手は動きます。
誰も声もかけてくれず、助けに来てくれない、その異様な静寂の中で、私はできるだけの大声で、「助けてー!」と叫びました。
その途端、たくさんの人が集まって来て、私を車の下から引っ張り出してくれました。
皆んな、私が死んでいると思っていたのです。
そして、生まれて初めての救急車に乗って、某市民病院に運び込まれました