カイロプラクターへの道
その2 病院に運ばれて
バイクに乗っていて、車に衝突し、別の車の下に滑り込んむという大事故に遭ってしまった私です。
やっとのことで、車の下から引き摺り出してもらい、救急車に乗せられました。
救急隊員に、どこが痛いか聞かれ、
"全身が痛いですが、特に右脚が痛いです!"
即、隊員さんがカッターでブーツを切ってくれました。
その時私の履いていたのは、モトクロス用のブーツで、内側に鉄板が入っている物でした。
なんと、その鉄板が内側に折れ曲がって、脛にグッサリと刺さっていたのです。
今思えば、鉄板が無ければ脚の骨が折れていたのかもしれません。
けれども、酷い出血と痛みで気を失いそうでした。
そして、腰も首も激痛が走っていました。
病院に着いて診察を受けたところ、診断結果は、右脛骨にヒビ、重度の腰椎捻挫、重度の頚椎捻挫(むち打ち症)、その他多数の打撲でした。
その晩は痛み止めを飲んでも痛くて眠れませんでした。
検査2日目のこと、頚椎に異常があるので、間隔を狭くする手術をすると言われました。
"そのような手術の前例はあるのですか?"と聞いたところ、
"あまりない"との返事です。
想像しただけで恐ろしい手術で、しかも前例もない・・・。
私は即その手術を断りました。
そして、自ら退院したのです。
それが、永くて厳しい完治への戦いの始まりでした。