こんにちは、横浜明堂鍼灸院の石尾です。
そろそろ本格的な冬の寒さが体に染みるようになってきましたね。
• 手足が氷のように冷たい
• 靴下を重ね履きしても、なかなか温まらない
• お風呂に入って一時的に温まっても、すぐに冷えてしまう
こんな「冷え」のお悩みはありませんか?
こういった体の冷えは、外の空気が冷たいから、という理由だけではなく、「体の内側」も冷えているサインかもしれません。
冬の養生では、外から温めるだけでなく、体の内側から熱を生み出す能力を高めることがとても重要です。
なぜ「冷え」は起こる?東洋医学の視点
東洋医学では、昔から「冷え」を単なる気温のせいだけとは捉えませんでした。(もちろん、昔の中国には現代のような暖房器具もありませんでした)
それよりも、「自分の内側から熱を発する能力」を高めることを重視していたのです。
具体的には、
• 体を温めるエネルギーである「陽気(ようき)」が不足している
• 全身に熱を運ぶ「気血(きけつ)」の巡りが悪くなっている
このような状態だと、体は熱を生み出せず、冷えやすくなってしまいます。
そこで今回は、この「陽気」を補い、「気血」の巡りを良くする手助けとなる、体を温めるのにおすすめのツボを3つご紹介します。
鍼灸師が選ぶ「体を温めるツボ」3選
ご自宅で簡単に押せるツボを厳選しました。
1.三陰交(さんいんこう)
「冷え」といえば、まずこのツボです。
• 場所: 内くるぶしの一番高いところに小指を当て、そこから指幅4本分上がったところ(スネの骨のすぐ後ろのキワ)です。
• 特徴: 冷えの他にも、婦人科系のお悩みやむくみなどにも使われる「万能ツボ」として知られています。
2.湧泉(ゆうせん)
「泉が湧く」という名前の通り、エネルギーが湧き出すツボです。
• 場所: 足の裏のほぼ真ん中。足の指をギュッと曲げたときに、一番くぼむところにあります。
• 特徴: 下半身の冷えや、立ち仕事などで足が疲れている時に特におすすめです。
3.気海(きかい)
お腹にある、全身を温める重要なツボです。
• 場所: おへそから、ご自身の指で指2本分(または1.5寸)真下にあります。
• 特徴: 「気の海」と呼ばれるエネルギーの源です。お腹を直接温めることができます。
ツボの効果を高める「プラスα」のケア
これらのツボは、指で「イタ気持ちいい」と感じる強さで軽く押してあげるだけでも有効ですが、さらに効果を高める方法もご紹介します。
• ①「お灸」で温める 上で紹介したツボ(特に三陰交や気海)は、お灸で芯から温めるのが非常に効果的です。市販の「せんねん灸」のような台座灸(火が直接肌に触れないタイプ)なら、ご自宅でも安全に使えます。
• ②「カイロ」で温める お灸が難しければ、カイロでも十分です。 お腹の「気海(きかい)」と、その真裏にあたる腰の「命門(めいもん)」あたりをカイロで挟むように温めてあげると、体幹が温まり、全身の血の巡りが良くなります。
• ③「お風呂」で温める もちろん、基本は毎日の入浴です。湯船にしっかり浸かって体を温め、お風呂の中で「湧泉」や「三陰交」をマッサージするのも良いでしょう。
まとめ
今日は、体を温めるツボ「三陰交」「湧泉」「気海」と、そのケア方法をご紹介しました。
大切なのは、毎日少しずつでも続けることです。
セルフケアを続けても改善しにくい「根深い冷え」や、冷え以外にもつらい不調を感じる時は、ぜひ一度ご相談ください。鍼灸施術では、あなたの体質をしっかり見極め、冷えの根本原因にアプローチしていきます。
本格的な冬を、元気にポカポカで乗り切りましょう!
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