冬の重だるさ 水滞(2025年11月20日 07時39分) 横浜明堂 鍼灸治療院

こんにちは!横浜明堂鍼灸院の石尾です。
寒い冬が到来し、毎朝布団から出るのがつらくなりますね。 特に長年の「冷え性」にお悩みの方は、「いつものこと」と諦めていませんか?
最近、当院にもこんなお悩みを抱えていらっしゃる方が多くいらっしゃいます。
• 朝起きる時、体が重たい
• 手足がジンジン冷える
• 夕方になると足のむくみがなかなか取れない
実はこれ、単なる「冷え」ではなく、あなたの体の中に潜む深刻なサインかもしれません。
体が重い、むくみの正体は「水滞(すいたい)」だった!
東洋医学では、これらの症状を「水滞(すいたい)」と呼ぶことがあります。
西洋医学とは違い、体質や状態を抽象的に捉える東洋医学。衰退とは、体を温めるエネルギーである「陽気(ようき)」が不足している状態を指します。
衰退のメカニズム
1. 陽気不足: 体を温める力が弱くなる。
2. 内臓機能の低下: 陽気が足りないことで、特に内臓の機能(五臓でいうと「腎(じん)」など)が弱ってしまう。
3. 水分が停滞: 余分な水分がうまく排出されず、体内に溜まってしまう。
この「不要な水分」こそが、体の重さやむくみの正体です! デスクワークで座っている時間が長い方や、冬でも冷たい飲み物を好んでしまう方は要注意かもしれません。
✨ 鍼灸の知恵! 弱った体を補うアプローチ
東洋医学の特徴は、「強すぎる冷えを打ち消す」よりも「弱っている部分を補う」ことです。
衰退で弱ってしまった陽気を補い、体本来の温かさを取り戻すためには、以下のケアが有効です。
• 鍼灸治療: 鍼灸では、おへそや足のツボに集中的にアプローチし、弱った陽気を補い、体内の冷えを取っていきます。ふくらはぎの緊張を緩めて血流を改善することも大切です。
今日からできる! 水滞対策セルフケア
鍼灸治療だけでなく、日常生活でもできるケアで、常に巡りの良い状態を保ちましょう。
1. 三首(さんくび)を徹底的に温める!
冬は特に、皮膚が薄く血管が集中している「首・手首・足首」の三首を温めることが効果的です。マフラーやレッグウォーマーでしっかりガードしてくださいね。
2. 食事には「温かさ」をプラス!
内臓に負担をかけないように、体を冷やすものは控えましょう。