「寒い冬こそ身体を守る日本の習慣」
明日から12月で徐々に気温も下がってきてそろそろ本格的な冬に突入しますね。
これからの寒さにやられないセルフケアを今回はお伝えします
日本には入浴という「温浴」の習慣があります。
肩まですっぽりお湯に浸かる習慣は
日本独特の文化です
今回は、入浴の驚くべき健康効果と、
効果的な入浴方法についてご紹介します✨
お風呂に入ると、新陳代謝が促進され、
老廃物が洗い流され、
体の組織がリフレッシュします♪
また、血管が拡張し、凝りや痛みがほぐれ、
リラックス効果が得られます♪
日本人の多くが1日で一番安らぐ時は入浴時
と答えるのも納得できます
お風呂の効果はそれだけではありません。
体を温めるとアンチエイジングを始めとした
様々な健康効果を期待できます。
体温が1~2℃上昇することは、
体にとってとても良い刺激で、
これが免疫力、生体防御力、組織修復力
を高め健康増進へとつながります。
その重要なカギが
ヒートショックプロテイン(HPS)です。
HSPって、聞いたことありますか?
ヒートショックとはその名の通り
「温熱刺激」のことです
入浴のように、人体に適度な「温熱刺激」を
与えると、HSPと呼ばれるタンパク質が
作られます
私たちの体は様々なタンパク質から
構成されていますが、
タンパク質は活性酸素による
刺激に弱く、すぐに変性し、酸化する
という性質があります
こうした変性タンパク質が組織に蓄積すると、
細胞の機能が低下し老化や病気を
引き起こします。
そこで登場するのがHSPです
HSPは細胞のタンパク質変性を
抑えるとともに、ダメージを受けた
蛋白質を修復し、元気な細胞に
変える働きをします。
また、HSPが増えると、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)の働きが活性化し、免疫力が
高まります
というのも、NK細胞はガン細胞や病原菌を
見つけ死滅させる働きがあるからです
それと!
風邪の時に熱がでるのは、
HSPを活性化させるための
人体のメカニズムなんですよ☝️
発熱はHSPを増加させることで、
ウイルスなどによって傷ついた
タンパク質を修復するだけでなく、
HSPの働きによってNK細胞を活性化して
病原菌に対抗する、体の防御反応なのです
HSPを増やすためには、41℃位のお風呂に
10~20分程入浴するのが効果的です。
ほかにも、ジョギングや適度な運動で
体内を温めることでもHSPは作られます
※ただし、激しい運動は活性酸素を
増やす原因になるのでご注意ください☝