春・夏の疲れの原因の1つに「脱水」があります。
気づかないうちに進み、
いつのまにか体調を崩してしまうのが脱水の怖いところ。
水分は胃や腸で吸収されると血液の一部となって全身を巡り、
細胞へ届けられます。
血中の水分量が不足すると血液はドロドロ状態になり、
血流が悪くなることに。
すると細胞への水分供給が不足し、
細胞が脱水状態となってうまく働けなくなります。
カラダは細胞で作られているので様々な不調につながり、
疲れを感じるようになります。
また水分不足で消化管の血流が悪化すると、
消化吸収の働きがスムーズにいかなくなります。
すると食欲が低下して食べ物からの水分供給が滞り、
水分不足と栄養不足を引き起こし疲労が高まっていく……。
こうして水分不足と疲れのループにはまっていくのです。
カラダが脱水症状を起こしやすいのは、どんな時でしょうか?
炎天下を長時間歩いた時?
スポーツをしている最中?
意外にも脱水は、次のような屋内にいる時に起こりやすいようです。
☆閉め切った日中の室内
☆暑かった日の夜の室内
☆クルマの運転中
仕事中など何かに集中して取り組んでいる時も、
水分補給を忘れがちです。
熱中症は「何かに熱中している時に起こりやすい症状」
といえるかもしれません。
さらに夏は水分に加えて「塩分」を意識して
摂るようにしましょう。
汗と一緒にカラダの塩分が大量に失われると足がつったり、
筋肉がけいれんしたりするだけでなく、
ナトリウム不足が重症化すると昏睡状態に陥ることもあります。
汗を大量にかく場合、
塩分を含んだスポーツ飲料を飲むことも一案です。
どんなシーンでも「乾く前に飲む」が、水分摂取の鉄則。
疲れの原因となるかくれ脱水を予防して、
これからの夏を元気に過ごしましょう♪