肩こりの原因の一つに、頸椎(首の骨)の異常が関係しているケースがあります。頸椎は首の骨が7つ連なった部分で、頭を支えたり、首の動きをスムーズにする役割を持っています。この頸椎に負担がかかると、肩こりの症状が現れることがあります。
頸椎が原因の肩こりは、主に姿勢の悪さや長時間の同じ姿勢によって引き起こされます。デスクワークやスマートフォンの使用で前かがみの姿勢が続くと、頸椎が通常より前方に傾く「ストレートネック」と呼ばれる状態になることがあります。本来、首の骨は自然なカーブを描いていますが、このカーブが失われると首や肩の筋肉に余計な負担がかかります。
また、頸椎の間にある椎間板が劣化すると、神経が圧迫されて痛みやこりを引き起こすことがあります。このような場合は、肩こりだけでなく腕のしびれや頭痛などの症状を伴うこともあります。
頸椎による肩こりを予防するためには、正しい姿勢を保つことが大切です。デスクワーク時は椅子の高さやモニターの位置を調整し、首に負担がかからないようにしましょう。また、適度なストレッチや体操で首周りの筋肉をほぐすことも効果的です。
肩こりの原因が頸椎にある場合は、放置せず早めに専門医に相談することが大切です。正しいケアを行うことで、肩こりの改善や再発防止につながります。
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