肩こりがもたらす頭痛の話(2025年03月21日 09時00分) 治療院 春の風

肩こりと頭痛の関係について知っていますか?
肩こりと頭痛は密接に関連しており、特にデスクワークやスマホの長時間使用によって姿勢が悪化すると、両方の症状が同時に現れることがよくあります。

肩こりの原因の多くは、首や肩周りの筋肉の緊張です。長時間同じ姿勢を続けることで、僧帽筋や肩甲挙筋などの筋肉が硬直し、血流が悪化します。すると、筋肉内に老廃物が溜まり、痛みやこりを引き起こします。この状態が続くと、筋肉の緊張が首や後頭部にまで及び、神経や血管が圧迫されて頭痛が起こるのです。

特に、緊張型頭痛 は肩こりによる影響を大きく受けます。このタイプの頭痛は、頭全体を締め付けるような鈍い痛みが特徴で、肩こりの悪化とともに症状が強くなることがあります。また、肩こりによって後頭部の筋肉が過度に緊張すると、神経が刺激されて片頭痛の引き金となることもあります。

肩こりと頭痛を同時に解消するには、血行を促進して筋肉の緊張を緩めることが重要です。ストレッチやマッサージ、適度な運動、さらには整体や鍼治療などを取り入れることで、肩こりを和らげ、頭痛の頻度や強度を軽減することができます。