なぜ副交感神経を高めないといけないの…って疑問に思っていませんか?
年齢を重ねると疲労回復しづらくなり、免疫力の低下などから病気になるリスクが高まるのはこのためです。 女性にみられる更年期障害も、副交感神経の機能低下が要因となる場合もあります。 交感神経とは 交感神経は昼間や活動する際に活発に機能します。 交感神経としての機能は、血管収縮、血圧上昇、心拍数上昇、筋肉の緊張、腸の蠕動運動抑制、発汗の促進などがあげられます。
★交感神経と副交感神経とは
●交感神経は人が緊張したときに優位に働くものです。
その交感神経がたかぶると、全身の血管が収縮し、アドレナリンが分泌されます。
また瞳孔が開き、消化器官や泌尿器系の働きが抑制されます。
つまり体が緊急事態に対応しやすい状態になるのです。
一方で●副交感神経は人がリラックスしたときに優位に働きます。
副交感神経が優位になると、血管が広がり、瞳孔が縮小し、消化器官や弼尿器系の働きが活発になります。
つまり体を回復させるのに適した状態となるのです。
こ2つの神経のどちらか一方でも不調になると自律神経失調症となり、日常生活に困難が生じるようになります。
それこそ常に交感神経が高ぶっている状態になると、排せつ機能を上手くすることができなくなるのです。
神経は全身の無意識な働きを司るものなので、普段は意識しませんが非常に重要です。
★自律神経とは
自律神経は交感神経と副交感神経の2種類があり、生命の維持に必要なことを無意識に行ってくれています。例えば心臓の動きや呼吸、内臓の働きなどですね。交感神経は闘争と逃走の神経と言われ、体の活動を活発にするために働きます。一方、副交感神経は体を休めたり回復させるために働く神経になります。
自律神経はこの二つがバランスをとることで、快適に日常生活が行えています。そして自律神経が乱れてしまう人のほとんどは、交感神経の働きが強くなってしまっていて、副交感神経の働きが低下してしまっています。
副交感神経は夜間やリラックスしている際、活発に機能する神経です。 副交感神経の機能としては、血管拡張、血圧降下、心拍数低下、筋肉の弛緩、発汗の抑制などがあります。 男性は30歳以降、女性は40歳以降で副交感神経の働きが低下します。 年齢を重ねると疲労回復しづらくなり、免疫力の低下などから病気になるリスクが高まるのはこのためです。
★交換神経を高める方法
ストレスの多い現代人。交感神経ばかりはたらいてしまうために、疲労や不調をかかえています。
そんな自律神経の乱れによる不調を改善して本来の健康な体を取りもどすためには「副交感神経を高めること」がとても大切。
① 食べ物により腸の働きを高めることです。キャベツやゴボウなどの食物繊維の豊富な食材や、味噌や納豆などの発酵食品は腸の働きを高めるので、積極的に取るとよいでしょう。また、水分を取ることで、消化器系が刺激されるため、自律神経のバランスを整えるのに効果的です。
② ぬるめの湯船につかることです。熱いお湯は交感神経の働きを優位にしてしまうため、38~40度くらいのぬるめの温度が効果的です。また、食後すぐに入浴してしまうと、消化に影響が出るので、食後30分以上経過してからお風呂に入るとよいでしょう。
③ 睡眠の質を良くすることです。睡眠中は副交感神経が最も働く時間なので、睡眠の質を良くし、副交感神経の働きを高めることが重要です。そのためには、早寝早起きにより、体内時計を整えることが重要です。
また、寝る1時間くらい前にぬるめの湯船につかることで、入浴後ゆるやかに体温が下がり、寝つきが良くなるため、睡眠の質を良くすることができます。
④ 腹式呼吸を意識的に行うことです。腹式呼吸をすると、横隔膜が動き、横隔膜に密集している自律神経を刺激します。特に息を吐くことを意識的にゆっくりすることで、副交感神経を高めることができます。
⑤ • アロマオイルを気軽に生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
お体の状態によって、おすすめのアロマオイルがあります。
• 肩こり、頭痛 = ラベンダー、ペパーミント
• 動悸 = ローズマリー、ラベンダー、ティートゥリー、サンダルウッド
• 不眠 = ベルガモット、イランイラン、ローズマリー
• 不安、うつ状態 = オレンジ、グレープフルーツなどの柑橘系
• 落ち着かない、興奮 = フランキンセンス、ローズウッド、ラベンダー
• やる気がない = レモンバーム
• これらのアロマの種類とその効果は、あくまでも目安。「香りが苦手だけど体のために我慢しなきゃ!」なんて必要はありません。
• 好きな香りのアロマオイルを選んで、アロマポットでたいたり、ティシューに垂らして枕元に置いたり、引き出しやカバンに入れたり。
⑥ 体(筋肉)をほぐすことも、副交感神経を高めるためのとても効果的な方法。
マッサージしてもらって、トロ~ンと眠たくなった経験、ありませんか?「気がついたら眠っていた」、「マッサージが終わって声をかけられて目が覚めた」
という方も多いのではないでしょうか。
眠たくなるということは、しっかりと副交感神経に切りかわった証拠。マッサージで筋肉がほぐれる → 副交感神経に切りかわる → 眠たくなる という流れですね。
副交感神経を高める方法はいろいろ。なかでもこの 「体をほぐす」というのは非常に効果の高い方法だと感じています。
マッサージが始まってから10分や20分で眠たくなる。つまり、10分や20分でしっかり効果があらわれて体が変化しているということですね。
毎日マッサージに通うのは無理なので、自分自身でこまめにもみほぐしてあげたり、ストレッチでほぐしてあげましょう。
不調を解消するには固い体をゆるめることが大切!あなたの体は固く緊張していませんか?
★まとめ
ストレスは自律神経を乱れさせる原因そのものです。体と心のストレスを受けないよう、ためこまないよう、気をつけましょう。
精神的なストレスを受けないためには、前向きに考える、ささいことは気にしない、適当に聞き流す、ことが大切です。
「前向きに考えられないからストレスがたまるのよ」と思ってしまうと、何も変わりませんし何も良くなりません。
良いことも悪いこともすべて、プラスにできるかどうかはあなた次第。
自分に都合のいいように前向きに考える、ささいなことは気にしない、いい意味でテキトーに聞き流すなど、
ストレスを受けないようためないよう心がけてください。
特に女性ホルモンとの関係から女性がなりやすいものとなっています。
特に更年期にさしかかった女性は体内のホルモンバランスが崩れ、それが自律神経失調症につながります。
そのため40代後半にさしかかった女性が体な心の不調を感じた場合は、まずは自律神経失調症をうたがってみるとよいでしょう。
日々の疲れのせいだと安易に自己解決しないことが重要です。
今は長生き100歳まで生きれらると言われてる時代です。
100歳まで元気で生きられるのであれば嬉しいし、楽しいと思います。でもいろんな病気や体の痛み、不調があるのであれば
辛くて、しんどいです。そのためには今の身体を大切にしましょう❣
今のあなたが明日のあなたにつなげてくれる