群発頭痛は、片側の目の周辺から頭の前側、こめかみ部分に強い頭痛が出ます。また、頭痛と一緒にさまざまな症状が出ることもあります。
頭痛の特徴:
・数週間~数か月の間、2〜8日に1回の間隔で頭痛が続く
・夜間や眠っている間に起こることが多い
・目をえぐられるような強い痛みが出る
・頭の前側から後ろ側にかけて締め付けられるような痛みが出る
・頭痛は約15~180分続く
頭痛以外の症状:
頭痛があるときに、以下のような症状が出ることがあります。
・目が充血する
・涙が出る
・鼻が詰まる
・鼻水が出る
・まぶたがむくむ
・まぶたが上がらない
・顔から汗が出る
・落ち着きがなく、興奮した状態になる
群発性頭痛の原因
群発頭痛の原因 原因は明らかにされていませんが、目のすぐ後ろにある太い血管が拡張し、その周囲に炎症が生じて、神経を刺激するために起こると考えられています。
群発性頭痛の対処法
群発頭痛の発作は、定期的に起こるほか、アルコール、ニトログリセリン、ヒスタミンにより誘発されることもあります。中でもアルコールは、群発頭痛の発作に特徴的な原因の一つで、ご自身でも自覚のある方が多いです。
群発期以外は飲酒をしても問題はありませんが、群発期における飲酒は避けた方がよいでしょう。また、喫煙も誘発要因のひとつです。そのため、群発頭痛の発作は、大酒家、ヘビースモーカーに多い傾向にあります。ニトログリセリンは主に狭心症の方に使用される治療薬です。血管を拡張させる効果が強いため、群発頭痛を引き起こすことがあり、狭心症や心筋梗塞の方は、注意が必要になります。
群発頭痛は、比較的発作の起こる時期が予想しやすい頭痛のため、対処法として最も大事なことは、事前に頭痛の発症を予防することです。アルコール、喫煙、ニトログリセリン、ヒスタミンなどの物質、薬剤はできるだけ控えるとともに、ベラパミルを内服することで発症を予防しましょう。
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