腸の不調と聞いて真っ先に思い浮かぶのが便秘ではないでしょうか?
特に女性の方に多いと言われますが、自律神経が衰えてくる60代以降では男性も便秘で悩む方が増えてきます。
とはいえ、実は便秘に医学的な定義はありません。目安として3日に一回しか排便がない場合を指す事が多いですが、本人が辛くなければ便秘とは言いませんし、毎日出ていてもコロコロ硬かったり、残便感があれば便秘といえます。
便が作られるのに24時間掛かることを考えると、まとまった便が一日一回出るのが理想とされています。
便秘の原因で多いのは、
1、ストレス:自律神経が乱れ、下痢と交互に繰り返したりするのも特徴
2、便意の我慢:行きたい時に行けないと大腸が排泄を諦めてしまいます
3、食生活:食事の量がそもそも少ない、または偏った食事で食物繊維の不足
などがあります。
1のストレスの要因は様々で、すぐに解決できない場合も多いかと思いますので、まずは2と3から見直してみるのはいかがでしょう?
まず朝は余裕をもって起床し、コップ一杯のお水を飲んでください。便秘の方は、冷たいお水のほうが腸を刺激するのでおすすめです。
そしてしっかり朝食を食べる事が理想です。
腸活においてもっともバランスが良いとされている食材はバナナや大豆があげられますので、時間がないときは味噌汁を飲む、バナナを一本食べるだけでも結構です。
そしてできれば、朝食をとって20分後くらいに、たとえ便意がなくてもとりあえず便座に座る【トイレタイム】を設けると、徐々に排便の習慣が出来てきます。
朝は忙しくて、便意もないのにトイレでゆっくりしてられない!と思う方もいらっしゃるかとは思いますが、習慣になってしまえばこっちのもの。
すっきり出して気持ちよく一日が始められると気分が良いと思いませんか?