ヒートショックプロテイン(または熱ショックタンパク質)という言葉をご存じですか?
これは、細胞が熱による適度な刺激を受けた時に活発になるたんぱく質で、次に同じような刺激がきた時に備えようと免疫力や生体防御力、組織修復力が高まるといった作用があります。
つまりダメージを受けたタンパク質を修復し、元気な細胞に変える働きをしてくれるのです。
よく体は冷やしてはいけないと言いますが、平均体温が36度から37度の人にとっては37度が健康維持にとって必要な体内酵素が最も活発に活動すると言われているので、理にかなっているといえますね。
では、熱による適度な刺激とは具体的にどんな事が挙げられるかというと、やはり代表的なものは入浴やサウナ、運動、食事などになりますので、なにか特別な事をするというよりは、日常的に取り入れられそうな行為ですよね。
とくに我々日本人は昔から入浴という習慣が根付いていますので、知らず知らずのうちにヒートショックプロテインを増やしていたのかもしれません。
しかし、生活様式の変化や、とくにこの暑い時期などは湯舟にゆっくり浸からずシャワーで済ませる方も多いかもしれません。
しかし暑い時期でもクーラーや冷たい飲食物の摂り過ぎなどで、意外にも体は冷えている事も多いので、毎日でなくてもちょっと時間に余裕のある時、疲労が激しい時などは、湯舟に浸かってじんわり体を温めて頂く事をおすすめします(^^)
当店のよもぎ蒸しやモリンガ蒸しも、まさにヒートショックプロテインを活発にするのにうってつけのメニューになります。
夏バテでどうにもしんどいなあ、という方、なぜ暑い時期にわざわざ体を温めるのかと不思議に思うかもしれませんが、屋外で過酷な熱射に晒される暑さと、適温でじっくり蒸される暑さでは全く質の違うものになりますので、ぜひお試し頂ければと思います(^^♪