〜妊娠中におすすめのリラックスケア〜
妊娠中はからだや心の変化が大きく、今まで感じなかった重みや不快感に戸惑う方も多いと思います。
薬に頼りにくい時期だからこそ、自然な刺激でやさしく整える鍼やお灸は、安心して取り入れやすいケアとして人気があります。
ここでは、妊娠期に多いお悩みをテーマごとに分けて、鍼灸ケアのおすすめポイントをご紹介します。
① 腰の重さやだるさ
お腹が大きくなるにつれ、腰まわりに負担がかかりやすくなります。
鍼やお灸でツボを刺激すると、血のめぐりが良くなり、腰まわりの重だるさやこわばりがやわらぐことが期待できます。
また、背中から足にかけての緊張もゆるみやすくなり、姿勢がとりやすくなる方も多いです。
② お腹の赤ちゃんの向き(逆子ケア)
妊娠後期になると、赤ちゃんの向きが気になる時期があります。
伝統的に、お灸は逆子のケアに使われてきました。特に足の小指付近にあるツボへの温熱刺激は、血流やお腹まわりの温かさをサポートし、自然な回転を促す働きが期待できるとされています。
もちろん個人差はありますが、「お腹をやさしく温める」という意味でも取り入れやすいケアです。
③ 足のむくみ
妊娠中はホルモンの影響で水分をため込みやすく、足のむくみやだるさを感じる方が少なくありません。
鍼灸で足首やふくらはぎのツボを刺激すると、めぐりがスムーズになり、重さやパンパン感がやわらぐことが期待できます。
特にお灸の温かさは、下半身の冷えをやわらげるのにもおすすめです。
④ つわりのサポート
妊娠初期に多い吐き気や食欲の変化。これも人によって差がありますが、つらく感じる方もいらっしゃいます。
手首や足首のツボを使った鍼灸は、胃腸の働きを整えるサポートになると考えられています。
心地よい刺激でリラックスできることで、気持ちが軽くなったと感じる方も少なくありません。
⑤ 出産に向けた安産ケア
古くから「安産のお灸」と呼ばれるツボがあります。
妊娠後期にお灸を行うことで、骨盤まわりを温め、全身のめぐりを良くするサポートが期待できます。
リラックスしながら体調を整える時間を持つことは、出産に向けた心の準備にもつながります。
⑥ 頭の重さやズキズキ感
妊娠中はホルモンや姿勢の変化から、頭の重みやズキズキを感じやすくなります。
鍼で首や肩まわりのツボを刺激することで、緊張がゆるみ、血のめぐりが整いやすくなります。
また、自律神経のバランスを整えるサポートにもつながるため、リラックス感が得られやすいです。
まとめ
鍼とお灸は、妊娠中のさまざまな不調にやさしく寄り添うケアです。
腰の重さや足のむくみ、つわりや頭のズキズキ感など、日常で感じやすいお悩みに対応できるのが大きな特徴です。
無理なく受けられるやさしい刺激で、心とからだのバランスを整えるサポートが期待できます。
妊娠期を少しでも快適に過ごすために、鍼灸を日々のセルフケアのひとつとして取り入れてみてはいかがでしょうか。

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