fluffy西日暮里【フラッフィー】のサロン体験談

まずはヒアリングを受けました。確認しておくべき内容はすべてヒアリングシートに落とし込んでいる、とのこと。身体のつらい部位についての確認はもちろん、既往歴、運動習慣、食生活、睡眠、嗜好品、施術中どう過ごしたいかについてなど幅広い記入項目がありました。施術中おしゃべりしたい方もいれば、ウトウト眠りたい方もいて、どう過ごしたいかは人それぞれ。なかなか要望しにくい内容だからこそ、ヒアリングシートで漏れなく伺うようにしているのだそう。納得の結果へ導くために、10分程度の会話から「今日の施術でやってほしいこと」を聞き出して、しっかりすり合わせをするようにしているのだとおっしゃっていました。

前屈をしたり腕を上げたりして、身体の柔軟性や可動域を確認していただきました。重心を見るためにスクワットのような動きをして、「お尻から下がるのか?膝から下がるのか?」をチェックする、とのこと。「首がつらい」方の場合は、首の伝達機能が圧迫されていないかを確かめるために「スパーリングテスト」というチェックを行うのだそう。施術して問題ないかを見極め、もし施術ができない場合にはその旨を説明してくださるそうです。しっかりとした知識があるからこそできることだなと感じました。

うつ伏せの施術では「背中と腰が気になる」と指摘されました。ガチガチに張っていて、左右差もあるとのこと。硬い左側を中心にしっかりとほぐしていただけました。心地よい力加減で筋肉に深い圧を加えてもらうようなイメージ。施術部位に合わせて力加減を調整してくださるそうです。もみほぐしがメインですが、場合によっては骨格を調整することもあるそう。ただ、身体の歪みがすべて悪いわけではなく、その人のふだんの身体の使い方に合った歪み・許容範囲内であれば問題ないのだそうです。「歪みがあるなら必ず調整すべき」だと思っていたので、その考え方を聞いて驚くと共に気持ちが楽になりました。

横向きでないと触れない部位や、届かないポイントがあるそうです。特に肩甲骨は横向きの体勢が一番施術しやすく、癒着している筋膜をグイグイ剝がしていけるのだそう。身体をケアする上で非常に重要な部位で、17種類もの筋肉が付着している上半身の中継地点。首、背中、腰がつらい方は、肩甲骨を緩めるだけで楽になる場合も多いそうです。他店では省かれることも多いように感じますが、「横向きでの施術は絶対に外せない」とおっしゃっていたのが印象的でした。

仰向けの状態では、主に首を施術していただきました。首がつらいという人は張っている場合が多いそう。うつ伏せや横向きとはまた違った角度で圧が加わり、イタ気持ちいい感覚を堪能できました。頭のズキズキでお悩みの方は、首の真後ろに大きな張りがあるそうです。私にもあると指摘され、自分で触ってみて驚きました。首の後ろの張りは仰向けが一番施術しやすいそうで、しっかり緩めてくださいました。仰向けなら自重でムリなく加圧ができるため安全性も高いのだそうです。肩の可動域を広げたり、張っていた脇の下の筋肉(前鋸筋)などもほぐしていただけました。

施術後は「身体の左側が硬かったこと、反り腰があること、小腸や大腸が弱っていそう…」など、状態についてのフィードバックや、ホームケアも伝えていただけました。猫背の人は反り腰もセットという場合が多いそう。反り腰を防ぐための運動として、「キャット&カウ」というヨガの動作を教わりました。呼吸に合わせて動くといいそうなので、早速試してみようと思っています。「家だとなかなか時間が取れない」という方には、例えば「会社でトイレへ立つタイミングに習慣化できそうなケア方法」など、お客様の状況に合わせて日常生活に取り入れてもらえそうな提案をするように心がけているとおっしゃっていました。