かめだ鍼灸接骨院のサロン体験談

事前に記入した問診票を見ながら、詳細を確認していただきました。日常生活・仕事などで多い動作の内容についてのヒアリングがメイン。「立ち仕事なのか、座り仕事なのか」は、「今感じている身体の不調」における一番大きな原因となるそう。また「どこがつらいのか?」については、必ずその部位をピンポイントで聞くようにしているとのこと。「肩がつらい」というだけでなく、「肩のどこがつらいのか?」を細かく確認されました。初回は特に、不調の背景やお客様の性格・困っていることなどを「いかに把握するか」を意識されているそうです。

身体を動かしてみて、「どこまで動くのか」や「どこでつらさが出るのか」などを一緒にチェック。同時に専門家の目線で動作と姿勢を確認してもらいました。「こういう状態ですよ」「ここを中心に施術していきます」など、説明がわかりやすかったです。実際、自分自身の身体をわかっていない人が多いそう。最初は半信半疑でも自覚するときが必ずやって来るので、現実と向き合ってもらうために「しっかり説明するようにしている」とおっしゃっていました。施術方針について初めにすり合わせをし、お客様にゴーサインをもらって納得しながら施術を受けてもらうことを一番大切にされているそうです。

ボディマッサージから施術スタート。全体的にケアするものの、不調箇所に関係する部位・必要な箇所は集中的に施術してくださるそうです。骨格調整より先に筋肉へアプローチする理由は、「筋肉が骨にくっついているため」なのだそう。身体が歪む原因は筋肉が引っ張っていたり、変な方向に伸びていたりするせいなので、まずは引っ張っているところを一旦解除するようなイメージで、筋肉を緩めることが大切なのだそうです。指圧をメインにストレッチも組み合わせた手技。心地よくリラックスできました。

骨格調整や鍼灸は「必須」ではなく、その方にとって必要であれば入れる施術とのこと。両方行う場合もあれば、どちらかだけとなる場合もあるそうです。「骨格がズレているせいで筋肉に悪影響を及ぼしている場合」は骨格調整が必要なのだそう。ボキボキ音が鳴るような刺激を伴う調整ではなく、骨をひとつひとつ動かしていくソフトな手技だったので、安心して身を委ねることができました。身体への負担が少ないので、高齢者やお子様などどなたでも気軽に受けられる施術なのだそうです。

鍼は筋肉深層を刺激することで、巡りを促したりつらさを和らげたり、身体に本来備わっている力を高める施術とのこと。筋肉の張りや内臓の不調ケアに高い効果が期待できるそうです。「ボディマッサージ×骨格調整×鍼灸」という3つのアプローチ方法から、ひとりひとりにとって必要なことだけを提供してくださるそう。また鍼を打つ部位や本数にも限りはなく、必要な分をその人に合わせて打っていくのだとおっしゃっていました。また「鍼が苦手」という方には別のアプローチを行うので、無理に施術することはないそうです。

施術後はセルフケアのアドバイスをいただけました。ストレッチや運動方法を伝えても、なかなか自分ではできないという方が多いので、日常生活で気をつけた方がいい簡単な内容に絞っているそう。「立っているときにどちらかの足に体重を乗せてしまう癖がある」「PCやTVを見る際、常に同じ方向に身体が向いてしまう」などふだんの癖を自分自身で把握し、意識を変えることが一番大切とのこと。無意識に悪い姿勢を続けているといくら施術を受けてもよくならないので、「姿勢を心がけるだけでいい」とおっしゃっていたのが印象的でした。