あなたに最適なプロテインの選び方:ホエイプロテインと植物由来プロテインの比較(2024年01月06日 15時55分) 鍼灸師 かわなみこうき

プロテインは種類により特性が異なり、自身の目的や好みに合わせて選ぶことが重要です。

ホエイプロテインは、
・ホエイプロテインコンセントレート(WPC)
・ホエイプロテインアイソレート(WPI)
・加水分解ホエイプロテイン(WPH)
の3種類があります。

どちらを選ぶかは、個々のニーズや目的によります。
以下のポイントを考慮して判断してみてください:

- **WPCを選ぶ理由**:
- 予算が限られている場合
- 乳糖に対する消化不良がない場合
- タンパク質含有量が高いことが重要でない場合

- **WPIを選ぶ理由**:
- 高タンパク質で低脂肪・低糖質のプロテインを摂取したい場合
- 乳糖に対する消化不良がある場合
- 筋肉増強や回復を重視している場合

**WPH(ホエイプロテインハイドロリゼート)**
ホエイプロテインを加水分解して微細なペプチドやアミノ酸に分解したものです。
日本語で言い換えると「加水分解ホエイプロテイン」と呼ばれます

1. **タンパク質含有量が多い**:
- WPC<WPI<WPHの順番で、タンパク質含有量が多くなっています。
- 1食で高い効率でタンパク質を摂取できます。
- 商品によってはWPHでもタンパク質含有量が他と変わらない場合もあるので、購入時に確認しましょう。

2. **体への吸収速度が速い**:
- 吸収速度もWPC<WPI<WPHの順番で速くなります。
- WPHは消化、分解の過程を飛ばして身体の部位に直接届くため、効率的にタンパク質を吸収できます。
- トレーニング直前やトレーニング後に摂取すると筋肉合成を助けてくれます。

WPHプロテインは、筋トレに本気で取り組んでいる方や、プロテインを飲むとお腹を下しやすい方におすすめです。

ただし、価格が高いことやフレーバーの種類が少ないことにも注意してくださいね。



選ぶ際は、自身の目的やアレルギー、摂取タイミング、価格などを考慮してください。

また、乳製品にアレルギーがある人や乳糖不耐性の人は、植物由来のプロテイン(大豆プロテインやピープロテインなど)を選ぶと良いです。

植物由来のプロテインは、アレルギーのリスクが低く、乳糖を含まず、必須アミノ酸やBCAAなどの筋肉に必要な成分をバランスよく含んでいます。

腸のバリアを強化するためにプロテインを飲む場合は、消化器官に負担をかけないように注意が必要です。

乳製品由来のプロテインは、乳糖やカゼインなどの成分が腸内で発酵しやすく、腸内環境を悪化させる可能性があります。

乳製品由来のプロテインを飲んでいて、なんとなくお腹の調子が良くないと感じている方は植物由来のプロテインを選ぶと良いでしょう。