デスクワークが中心の日々を送る皆さん、長時間同じ姿勢でいることで感じる足や手のむくみにお悩みではありませんか?
今日は、東洋医学の視点からむくみの原因とその解消法についてご紹介します。
### 東洋医学におけるむくみの見方
東洋医学では、むくみは「気」「血」「水」の流れが滞ることで起こると考えられています。
特に「気の巡り」が重要で、これがスムーズでないと、体内の水分が適切に循環せず、むくみの原因となります。
【顔・まぶたがむくむタイプ】
- 『肺の弱り』が原因とされ、深呼吸や有酸素運動で肺を鍛えることが推奨されます。
- 白い食べ物(豆腐、大根、白菜など)を摂ることで、肺に潤いを与えることができます。
【全身・手足がむくむタイプ】
- 『脾(胃腸)の弱り』が原因で、食べすぎや飲みすぎ、体質に合わない食べ物が主な原因です。
- 冷たい食べ物や飲み物を控え、胃腸が冷えすぎないようにすることが大切です。
- 利尿作用のある食べ物(もやし、きゅうり、冬瓜、すいかなど)を摂ることで、体内の湿を追い出し、むくみを解消することができます。
【下半身がむくむタイプ】
- 『腎の弱り』が原因で、腎は水を司る臓器で、冷えにとても弱いため、体が冷えると元気を失い、尿がうまく排出できなくなります。
- 寝不足や不摂生、ストレスの多い生活も腎には良くありません。
- 体に水が溜まり、下半身がむくみやすくなるため、暖かくして睡眠をしっかりとることが重要です。
-黒豆、黒キクラゲ、黒ゴマ、海藻などの黒い食材を摂る。
これらのタイプに応じた対策を行うことで、むくみの問題を改善することができます。
また、これらの対策は予防としても有効です。
### むくみに効果的なツボ
【顔・まぶたがむくむタイプ】:
尺沢、太淵、太谿、関元
【全身・手足がむくむタイプ】:
足三里、太白、三陰交、気海
【下半身がむくむタイプ】:
太谿、足三里、三陰交、復溜、照海
これらのツボをマッサージしたりお灸を据えてあげるととても効果的です。
これらの対策を実践することで、デスクワーク中のむくみを軽減することが可能です。
なかなか解消されない時には、ぜひご連絡ください。