私の患者様にもヴィーガンやベジタリアンの方がたくさんいらっしゃいます。
基本的にはみなさんの選択を尊重しています。
ただ、長年その食事法をすることによって体調を崩す人もいます。
そういう人には動物性タンパク質を摂るようにすすめることがあります。
何年も動物性タンパク質を食べていなかった人が、急に食べると体調を崩すことがよくあります。
それはなぜでしょうか?
ヴィーガンやベジタリアンの食事法は、
・健康
・環境保護
・動物福祉
・倫理的価値観の観点
から多くのメリットがありますが、
・栄養素の不足
・食事の準備と選択肢
・社会的な課題
・経済的な側面
といったデメリットも存在します。
特に、動物性タンパク質を長年避けていると、体はそれらを消化するための特定の酵素の生産を減らすか、停止することがあります。
これが、ヴィーガンやベジタリアンが肉を食べた場合に消化不良や体調不良を感じる主な理由です。
具体的には、消化酵素が不足すると、食物を適切に分解し、栄養素を吸収することが難しくなります。
これにより、ビタミンやミネラルなどの重要な栄養素の不足が生じる可能性があります。
また、消化酵素が不足すると、食物が十分に分解されず、胃や腸での消化が困難になります。
これは、胃痛、腹痛、ガス、膨満感などの消化不良の症状を引き起こす可能性があります。
さらに、消化酵素が不足すると、食物の消化が不完全になり、便秘や下痢などの腸の問題を引き起こす可能性があります。
最後に、消化酵素が不足すると、食物が完全に分解されず、体が食物の一部を異物と誤認する可能性があります。
これは、食物アレルギーを引き起こす可能性があります。
しかし、
・少量から始める
・消化酵素サプリメントの利用
・バランスの取れた食事
といった方法で、消化不良のリスクを減らし、体調を整えることが可能です。
健康的な食生活は、計画的かつ段階的に変更することが最善で、新しい食事要素を加える際には、体の反応を注意深く観察し、必要に応じて専門家のアドバイスを求めることが重要です。
鍼灸施術は消化を助ける作用があり、ヴィーガンやベジタリアンが動物性タンパク質を食べられるようになる手助けをすることができます。
少しでも気になる方はぜひご相談ください。