パソコンに縛られた現代人へ贈る、目の疲れ解消法!(2024年08月02日 12時49分) 鍼灸師 かわなみこうき

パソコンの画面を長時間見つめて、目が疲れていませんか?
東洋医学の観点から、目の疲れと肝の関係を探り、健康な目を取り戻すための秘訣をお伝えします。

東洋医学では、肝は体内の気の流れを司る重要な役割を担っています。
特に、肝は目の健康と深い関係があるとされています。

肝の気が不足すると、目の疲れや視力の低下を引き起こすと考えられています。
肝の気が滞ると、目の乾燥や充血などの症状が現れることがあります。

東洋医学において、パソコン仕事などの長時間の集中作業は、肝の気の流れに影響を与えると考えられています。

肝は気の流れを調節し、感情のバランスを保つ役割を持っており、特に『怒り』という感情は肝と密接に関連しています。

長時間のパソコン作業は『イライラ』につながる可能性があります。


一方で、肝の気や血が不足することもあります。

肝血虚は、肝の血が不足している状態を指し、これが目の乾燥や視力の低下を引き起こすことがあります。
肝の気や血の不足は、筋肉疲労や月経不順などの問題を生じさせることもあります。

目の疲れを和らげるには
1.ホットタオルやアイマスクで目を温める
2.マッサージ・ツボ押し
3.目の体操
4.疲れ目用の目薬を使用する
5.適切な環境作り
6.食生活の見直し
アントシアニンとルテインは、目の健康に関連する成分です。
野菜と果物の中でアントシアニンとルテインを多く含む食材を紹介します。

1. ルテイン:
ケール、シソ(赤)、モロヘイヤ、ヨモギ、パセリ、ペパーミント、バジル、コマツナ、ルッコラ、セリ、チンゲンサイ、エンドウマメ、クレソン、ダイコン(葉)、ホウレンソウ

2. アントシアニン:ブルーベリーやぶどう、ナス、カシス、紫いも、紫キャベツ、黒豆など。

7. 鍼灸施術が眼精疲労に及ぼす効果
1. 血行促進
2. 筋肉のリラクゼーション
3. ストレスの軽減

首のツボ「天柱」「風池」を刺激することで、目の疲れを軽減できます。
さらに、目のツボ「清明」「攅竹」「承泣」「太陽」も効果的です。

手のひらをこすり合わせて温め、目を覆うことでリラックス効果を得ることもできます。
目と肩を「小豆カイロ」で温めることもおすすめです。


これらの方法を日常生活に取り入れることで、目の疲れを軽減し、快適なデスクワークを実現することができます。