便秘解消に効果的なツボ押しガイド:東洋医学の視点(2024年10月11日 11時37分) 鍼灸師 かわなみこうき

慢性便秘に悩む皆さん、
東洋医学の専門家として、今日は便秘に効果的なツボについてお話しします。

この記事を読むことで、便秘の辛さを少しでも和らげる方法を見つけていただければ幸いです。

◆便秘とツボの生理学的解説

便秘は、腸の動きが鈍くなり、排便が困難になる状態です。

東洋医学では、体内の「気」や「血」の流れが滞ることで便秘が引き起こされると考えられています。

ツボ押しは、この流れを改善し、腸の働きを活発にする効果があります。

◆効果的なツボの紹介

1. 天枢(てんすう)
- 位置: おへその左右指3本分外側
- 効果: 腸の動きを促進し、便秘を解消する効果があります。

2. 大腸兪(だいちょうゆ)
- 位置: 腰の高さで、背骨の左右指2本分外側
- 効果: 大腸の働きを活発にし、便通を改善します。

3. 足三里(あしさんり)
- 位置: 膝の下、指4本分下がったところ
- 効果: 消化器系全般の働きを助け、便秘を解消します。

4. 合谷(ごうこく)
- 位置: 手の親指と人差し指の付け根の間
- 効果: 頭痛、肩こり、便秘など多くの不調に効果的な万能ツボです。

5. 関元(かんげん)
- 位置: おへそから指4本分下
- 効果: 腸の働きを活発にし、便秘を解消します。

6. 大巨(だいこ)
- 位置: おへそから指2本分外側、指2本分下
- 効果: 腸の動きを促進し、便通を改善します。

7. 中かん(ちゅうかん)
- 位置: おへそとみぞおちの中間
- 効果: 胃腸の働きを整え、消化不良や便秘に効果的です。


◆ツボ押しの効果的な方法

ツボ押しは、指の腹を使ってゆっくりと押し、痛気持ちいいと感じる程度の圧力をかけるのがポイントです。

1つのツボを1～2分程度、毎日続けて押すことで効果が期待できます。


◆慢性便秘で起きる問題

慢性便秘は、腹部の不快感や膨満感だけでなく、肌荒れや疲労感、さらには精神的なストレスを引き起こすこともあります。

便秘を放置すると、腸内環境が悪化し、健康全般に悪影響を及ぼす可能性があります。

◆まとめ

便秘に効果的なツボを押すことで、腸の働きを改善し、便秘の辛さを和らげることができます。
毎日の習慣として取り入れることで、健康的な生活を送る手助けとなるでしょう。

ぜひ試してみてくださいね。

便秘の辛さを軽減し、快適な毎日を過ごしましょう!