トレーニング効果を高めるうえで欠かせない要素のひとつが「睡眠」です。しっかり運動していても、睡眠の質が低いと疲労が抜けず、思うような結果につながりません。筋肉の回復や脂肪燃焼とも深く関わる睡眠について解説します。
1 睡眠中に筋肉は回復・成長する
トレーニングで負荷を受けた筋肉は、睡眠中に分泌される成長ホルモンによって修復・強化されます。特に入眠後の深い睡眠の時間帯に最も多く分泌されるため、睡眠不足が続くと筋肉の回復が追いつかず、疲労が蓄積しやすくなります。結果として、ケガのリスク増加やパフォーマンス低下につながります。
2 睡眠不足はダイエットの敵
睡眠が不足すると、食欲を抑えるホルモンが減少し、逆に食欲を高めるホルモンが増えやすくなります。そのため、間食が増えたり、糖質や脂質を欲しやすくなったりする傾向があります。また睡眠不足は代謝そのものも低下させるため、同じ運動量でも痩せにくい状態をつくってしまいます。
3 トレーニングと睡眠の理想的な関係
理想的な睡眠時間は個人差がありますが、目安は6〜8時間。トレーニングを行った日は、身体が回復を必要としている状態のため、できるだけ夜更かしを避け、就寝前のスマホやカフェイン摂取を控えることが大切です。トレーニングと睡眠をセットで考えることで、体づくりの成果は大きく変わってきます。
4 睡眠と生活習慣病について
睡眠不足が続くと、血糖値のコントロールが乱れやすくなり、糖尿病や高血圧、脂質異常症といった生活習慣病のリスクが高まると言われています。また、自律神経の乱れにより慢性的な疲労や免疫力の低下も起こりやすくなります。運動とあわせて質の良い睡眠を確保することは、見た目の変化だけでなく、将来の健康を守るうえでも非常に重要な習慣です。
トレーニングの成果を最大限に引き出すためには、運動と同じくらい「睡眠」も重要です。普段の睡眠環境を見直すことが、理想の身体への近道になります。
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