立ち上がったときや、
伸びをしたとき、肩や背中を動かしたときに
「ポキッ」「パキッ」と音が鳴ること、ありませんか?
痛みがないと
「なんとなく鳴るもの」「癖だから大丈夫」
と流してしまいがちですが、
この音にはいくつかの理由があります。
まず多いのが、
関節の中で起こる音です。
関節の中には「関節液」という潤滑油のような液体があり、
動いた瞬間に圧が変わることで
小さな気泡が弾け、音が鳴ることがあります。
これは痛みがなければ、
基本的には大きな問題ではありません。
もうひとつ多いのが、
筋肉や腱が硬くなっていることで起こる音。
筋肉のバランスが崩れ、
動きの中で腱や筋膜が骨や関節を乗り越えるとき、
「パキッ」と音が出ることがあります。
この場合、
音そのものよりも、
✔ 動きがスムーズでない
✔ 同じところばかり鳴る
✔ 鳴った後に違和感が残る
といった状態が続くことが、
身体からのサインになります。
身体がポキポキ鳴りやすい人の多くは、
✔ 一部の筋肉が頑張りすぎている
✔ 関節の動きに偏りがある
✔ 力を抜くのが苦手
といった共通点があります。
無理に鳴らしてスッキリさせるクセは、
一時的に楽に感じても、
身体の緊張を強めてしまうこともあります。
大切なのは、
音を止めることではなく、
音が出なくても動ける身体に整えること。
筋肉の硬さや使い方のクセを整え、
関節が本来の動きを取り戻すと、
自然と音は気にならなくなっていきます。
ホグトレのパーソナルでは、
無理に鳴らすような調整は行いません。
身体の状態を見ながら、
やさしく動かし、緊張をほどき、
「静かに動ける身体」へ導いていきます。
ポキポキ鳴るのが当たり前になっている方ほど、
一度、身体の使い方を見直すタイミングかもしれません。
気になる音、
そのままにせず、
身体の声として受け取ってみませんか。