朝起きた時、長時間座っていると腰が重だるく痛むといった場合
横隔膜の硬さが関係していることがあります。
横隔膜が硬くなる原因はいくつかあります。
☝️日々の忙しさから呼吸が浅くなり硬くなっている
☝️長時間の同一姿勢により横隔膜が硬くなっている
☝️身体がリラックスできず緊張しっぱなしである
横隔膜が硬くなると近くを走行している腰の静脈が圧迫され
腰周りの組織から排出されるべき古い血液が溜まり渋滞が起こります。
この渋滞によって内圧が高まり、神経を刺激し「重だるい」「ズーンとする」痛みになります
安静時に痛みが現れるのは筋肉のポンプ作用が安静時には働きにくいことにあります。
日中動いている時は筋肉のポンプ作用が活発に働くため活動時には痛みは感じにくくなります。
脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアの疾患でも同じような症状が現れることがあるので
「安静時腰痛=横隔膜の硬さ」だけではないということに注意が必要です。
横隔膜の調整をすると静脈の排液が促され腰が楽になる、呼吸がしやすくなる、
胸郭の硬さが緩和する、横隔神経由来の首肩の痛みが楽になるといった効果が期待できます。