慢性的な肩こり、腰痛の原因に背中(胸椎)の硬さが関係するケースがあります。
背中は背骨のS字カーブで最初に湾曲する部分であり
赤ん坊の時に最初に背中の湾曲(1次湾曲)が形成され、
後に首が座り腰が前湾する(2次湾曲)といったような過程で
S字カーブが形成されます。
背中が硬すぎると、その代償として首や腰が動き過ぎて痛くなるということはよくあります。
特に現代ではデスクワークで背中を丸くし首や腰が動き過ぎて痛いことがあり
酷くなると首も動かなくなりストレートネック、腰も動かなくなるとぎっくり腰、
肩甲骨が動かなくなると五十肩にといったように慢性痛を放置すると
機能障害が見られるようになってきます。
背中が硬くなる原因はデスクワーク以外に自律神経の問題、
横隔膜・消化器系の問題などさまざまです。
背中の硬さは生活習慣のストレスの積み重ねが関係するため
すぐに硬さが解消されないことも多いですし原因が複数関係していることがあります。
軽症ならすぐにしなりが復活しますが、重症だと1回の施術では復活しない事もあります
背中を柔らかくするにはどうしたら良いでしょうか?
原因に応じたケアが必要になってきますが、マッサージやストレッチでは
なかなか緩まないことが多く、胸椎の関節調整や横隔膜・肋骨の調整、
頭蓋・頚椎の調整など状態に応じてやり方が変わってきます。