どんな寝方が良いのか
これはよく聞かれる質問の1つです。
理想的には「左を下にして寝る」ことです。
なぜ、左を下にして寝ることなのかと言うと
胃の構造と重力の関係で消化がスムーズになりやすく
膨満感・便秘・胸焼けなどの不快感が
軽減される可能性があります。
横向き寝は脳の“グリンパティックシステム”が働きやすいとされ、
アルツハイマー病やパーキンソン病などの
神経疾患リスクを下げる可能性が報告されています。
グリンパティックシステムとは、脳内の老廃物を排出するシステムで
このシステムが正常に機能しないと認知症のリスクを高める可能性が
あると言われています。
また気道の確保にも役立ち、いびきや睡眠時無呼吸症候群の方に良く
妊婦さんの場合は母体・胎児ともに負担の少ない姿勢とされています。
● 寝具と姿勢のポイント
枕は首をしっかり支えられる硬さのものを選びます。
✅マットレスは肩・腰に圧力が集中しない柔らかめが望ましいです。
✅横向きで寝るときは、膝の間に枕を挟む
✅抱き枕で上半身を支える
などを行うと姿勢が安定し、より寝やすくなります。
● 横向きが向かないケース
✅副鼻腔がうっ血しやすい方
✅緑内障がある方
✅歯の食いしばりが強い方
これらの場合は、顔にかかる圧力で不快感や痛みが出ることがあります。