銀座ときた鍼灸治療院のサロン体験談

初めに「身体の不調箇所」についてヒアリングシートに記入。その内容に沿って、より詳しく質問されました。私の場合は「慢性的な首肩の疲れ・張りが気になっていることや、身体が疲れているにもかかわらず、グッスリ眠れない」ことを相談。首肩については、どういった動作や体勢を取ったときにつらさが増すのかも確認いただきました。「どこの筋肉に問題があるか」予測を立て、どうアプローチしていくかを考えながらヒアリングするようにしているそうです。

首筋のあたり(胸鎖乳突筋)を重点的に見ていただきました。首を十字(上下左右)に動かすときに違和感がありました。ふだんあまり意識しないので気づかなかったのですが、上を向く動作をする際、特に詰まりを感じました。お悩みの部位を中心に、動作による可動域の確認をしたり、左右差を見たりするそうです。首の他うつ伏せの状態で肩甲骨の高さや、足の長さ・くるぶしの位置を見てもらったり、肩や骨盤の左右差、腰の反り方などもチェックしてくださいました。

動作確認の後は、実際に触りながら身体の状態を確認してもらいました。最初は撫でるような感じで触りながら、体温の差を見るそうです。身体が冷たく感じるところや、凸凹しているところ、色などをチェックしていくのだとか。たとえば腰が悪い場合は黒ずんでいたり、膝が悪い場合は陥没していたりするそうです。気になるところを中心に触るようにしているそうで、私の場合は首を重点的に確認していただきました。首の右側のカーブしてるところが、張ってコリコリしているとのこと。触って硬いところにこの後鍼を打っていくそうです。

後頭下筋(上を向くときに作用する筋肉)と肩甲挙筋(肩甲骨を上げるときに作用する筋肉)に対してアプローチしていただきました。筋肉の起始と停止のラインをイメージしながら打っていくのだそうです。ズンと引っ張られるように響く感覚で、鈍い重みを感じました。初めての場合、稀に気分が悪くなったり、緊張して眩暈がしたり、冷や汗をかいたりする方もいらっしゃるのだとか。そういう場合は、打つ鍼の太さや深さを変えてみるそうです。それでも問題があるようであれば、鍼以外の方法(お灸など)による施術に変更するなど、柔軟にご対応くださるそうです。

打った鍼の先に低周波を流していただきました。首や肩が張る原因は「巡りの滞り」にあるため、鍼+低周波で筋肉の収縮弛緩を繰り返し、巡りを促すことが大切なのだそうです。硬く張った筋肉は動きがなく、縮こまり固まった状態なのだとか。そこに対して、低周波で強制的に動かしていくイメージとのこと。15～20分くらい低周波を流すことで、硬く張った深層筋肉にしっかりとアプローチができるそうです。ビリビリ響くものの不快感はなく、イタ気持ちいい施術だと感じました♪また腰のぎっくりなど急性の場合には、低周波ではなくマイクロカレント(微弱電流)に変えるなど、ひとりひとりの状態に合わせて施術してくださるそうです。