強すぎるもみほぐしに慣れてしまってる方が、
たまにいらっしゃいます。
自分には強すぎるもみほぐしだと
揉み返しが来ると身体は分かっているはずなのに
何故か脳で、
「強くないと良くなった気にならない」
という誤認が働いて、
どんどん強い刺激を求めだします。
そこで悪循環が起こり、
繰り返す度に筋肉が疲弊して、正常な反応を起こしにくくなる。
肩がしんどいのに、しんどい感じが分からなくなったんですよね、という方は、あー(;・ω・)………っと、分かるかと思います。
今日いらした方もご自分で最初からそうおっしゃっていました。
気づいてらっしゃる方は、そこから先に進みやすいです。
過剰なもみほぐしで必要以上の圧力を込められると、
もちろん圧力をかけられた身体は反発して揉み返しがくる。
私も何度か経験しました(笑)
ピストンの口を塞いで、
中の空気をぎゅーっと凝縮させると、
凝縮させた力と同じ弾く力が生まれるのは
学生の頃に物理で習っていることなので、
馴染んでいる感覚かと思います。
結果、今日の来店の方も、
肩がツラくなると過剰なもみほぐしで揉み返しの繰り返し、
自分の身体の感覚が、鈍感になっているので、
施療中にひとつひとつ変化の確認をしてもらいながら、
感覚を戻す作業をしていくところから始めないといけません。
少し回数は必要かと思いますし、
最初は物足りなさを感じるかと思いますが、そこは今までムチャしてこられた分、暫く我慢して頂きたいかな、というところですm(__)m
毎日アルコール度数40%のお酒飲んでたのに、
5%くらいのチューハイに変えた感じかと思いますが(笑)
飲まない人には5%でも酔っ払えるんですが(笑)
もみほぐしといっても、
全てのもみほぐしを言っているのではありません、
適切な圧力をかけることが大事なのであって、
身体を壊すような過剰な圧力をかけ続ければ、かけている側も身体を壊す。
お互いを生かすためのボディワークでないと、双方が破壊されてしまっては大変です。
人生使い捨てではないんですから……