こんにちは!
整体院プラスの下田です。
よく、化粧品のCMなどで「お肌の奥まで浸透」という言葉が出てきます。
この「お肌の奥」ってどこまで?って話です。
CMや広告などの画面の隅っこに注目すると、小さい文字で「角層(角質層)まで」と書かれています。
人間の皮膚はいろんな層が何層にも重なっています。
その一番外側にあるのが角層です。
細胞的には死んでいて、もうすぐアカになって剥がれ落ちようとしている部分です。
私たちが「お肌」と呼んでいるのはこの部分です。
皮膚の表面中のさらに表面の薄い薄い部分なんです。
「肌の奥まで浸透」なので、言葉的には合っているんですが、普通に聞くと、なんだか皮膚の深いところまで入ってきているような気がしてしまいますよね。
でも実際には、このうっすいうっすい部分に浸透しているだけで、別に皮膚の奥のほうまで入ってきているわけではありません。
人間の体っていうのは、外部から体内に悪い物が入ってこないようにできています。
逆に、そんな簡単に化粧品が体内に入ってくるようなら、危なくて軽々しく化粧品を使えなくなってしまいますね。