頭痛緩和や目の疲れにはヘッドマッサージをお勧めしているのですが、そもそもヘッドマッサージを行うことでどんな効果が期待できるのでしょうか?
頭を怪我した時などに、傷自体はそんなに大きくないのに思った以上に出血することがあると思います。それは頭皮には血流が多いことの証左でもあり、頭というのは身体の中でも最も高いところにあるので、血液を行き渡らせるためには手足よりも圧力が必要で、必然的に血圧が高いからという理由もあるとは思います。
血流が多いという事は、滞りやすくもある訳ですね。手足でも血液がうっ滞すれば浮腫んだりするわけですが、頭皮でも同じことが起こります。身体の中で最も高いところにあるので重力により浮腫みは心臓に戻りやすいですけど、それでも頭皮が硬かったり、軟らかかったり、ぶよぶよとしていたり、人によって千差万別だと思います。
肩や腰の血流が滞れば凝りが出てくるように、頭皮でも同じです。浮腫んでいる足がだるいように、浮腫んでいる頭皮もだるいと思います。肩や腰の凝りと同じように、マッサージを行う事で滞っていた疲労物質などが流れて、血流が良くなることで凝りが解消され、疲れやだるさが改善される効果が期待できますね。
頭には前頭筋、側頭筋、後頭筋とありますが、これらは表情筋につながっているので、顔のしわやたるみとも密接な関係があります。前頭筋や側頭筋が凝り固まっておらず、しっかり収縮できる状態である事で、表情筋が引き下がってフェイスラインがたるむことを予防することが出来るようです。
後頭筋は後頭部から首の付け根にかけてある筋肉ですが、頭蓋骨と頸椎をつないでいる後頭下筋群がこれにあたります。後頭下筋群は眼球の動きに連動して収縮することが知られているのですが、デスクワークなどで目を酷使するとここが凝り固まってしまいます。眼精疲労や頭痛に深く関係してくる部分なので、ここも過緊張をしっかりほぐしてあげることで目の疲れや頭痛を緩和する効果があると言われています。
あとは頭皮の血液は髪の毛を栄養しているので、頭髪の脱毛を予防したり、パサつきなどを改善する効果も期待できると思います。
頭の疲れが抜けない、すっきりしないような時にヘッドマッサージを試してみてはいかがでしょうか。
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