題名の可愛らしく、そして しおらしい花、それはクリスマスローズのことでした。かわいらしい形でも内気で恥ずかしがり屋でうつむき加減のクリスマスローズの花です。前回の記事に取り上げた多くの春の妖精、スプリングエフェメラルが属しているキンポウゲ科の植物の1つでもあります。
ネットで調べてみると本当に色々なことが分かります。原産地はヨーロッパや西アジアのようで大昔から人間との関わりも深い植物だそうです。根や葉には猛毒を持つことから、いくつかある花言葉の中にもも悪い意味が入っております。古代ギリシャで交戦中に相手方の陣営の水源にこのクリスマスローズを投入すると、やがてその水を飲んだ相手の兵士たちが中毒してしまい、戦闘不能に陥り、陥落してしまった、そんな恐ろしい実例があるようなのです。と言う事はこの花瓶の水を飲むとイチコロなのでしょうね。
キンポウゲ科の植物は姿形が美しいのですが、猛毒を秘めていることが多いような気がします。そうでないと動物たちに食べ尽くされてしまうから自衛の意味で仕方がないと言えば仕方がないのかもしれませんね。ざっと挙げてみると、トリカブト、ニリンソウ、福寿草、アネモネ、センニンソウ、キンポウゲ、オキナグサ、クリスマスローズ、オダマキ、タガラシ、キツネノボタン…超有名どころのトリカブトを筆頭に、いずれも可憐で華やかさの裏には猛毒を隠し持っております。
サロン希望の応接間にはこの可愛らしいクリスマスローズのほかにローズマリーの花、ギョリュウバイ(マヌカ)の花を生けてあります。数日間、サロンを華やかに彩ってくれますので御来店の際は可愛いお花達を見てあげてくださいね。(^-^)
最後の写真、昨夜の月です。旧暦 睦月9日のお月様、半月、上弦の月