4月、新年度も始まり、新元号 令和も発表され、来たる新しい時代の足音が聞こえ始めております。令和…最初発表があった時、なんか微妙…と思いましたが、何回も聞いているとしっくりくるものですね。わたし的には秩序(令)と調和(和)の再構築の令和としてとらえています。
初春令月
気淑風和
梅披鏡前之粉
蘭薰珮後之香
新聞やテレビでこぞって取り上げられているこの新元号の名付けの由来はこの美しい漢文でした。奈良時代の日本人は、漢文をレ点などの返り点を打って回りくどく読む現代日本人とは違い、そのままの形で中国語を理解して、話したり書いたりしてたのではないかなと思ったのです。当時最先端の進んだ文明を持つ中国(唐)の言葉、貴族や僧侶などの知識人はその当時の中国語の読み書きができることが知識人の証だったと思うのです。当時の発音が今の漢字の音読みになっているのかな。
今日の写真は過去に撮影した梅の花を取り上げてみます。理由は梅の花は終わってしまっているからです。スマホ撮りでよく撮れたとは言えないのですが色違いの梅の花が1つの枝、1つの樹に付いている写真2枚があります。花桃が源平咲きで有名なのですが、梅もこのように源平咲きをするのがあるのです。場所は いの町池ノ内にある郷社天満宮です。小さなお社ではありますが、れっきとした天満宮、天満宮と言えば梅の花ですね。
そして最後は、今現在の梅の木の姿です。一昨日火曜日に梅の花がちょっとしたら1つぐらいは残っているかもしれないと言う淡い期待を胸に潮江天満宮へ出かけてみたら、残念…梅の花は全て終わってすっかり葉梅に…それどころか結実していたのです。飛龍梅黄も梅の実をつけておりました。潮江天満宮の飛龍梅、江戸時代からずっと私達を見守っている老梅です。
平成終了まであと26日です。皆様は平成中にやっておきたいこと、済ませておきたい事はございますか?こういう時代の区切りは私たちの生活にメリハリを与えてくれそうです。それでは今日も1日元気に過ごしましょう。