こんにちは、Re.Ra.Ku御成門駅前店です。
オーガニックと聞いてあなたは何を思い浮かべますか?
オーガニック食品、有機農業、オーガニックコットンなど、メディアや店頭で見て気になるものの、
少し他の商品よりも価格が高く、手に取るに至らない、というような少し距離のある形でしょうか。
近年、健康志向とともにオーガニックへの関心が高まっています。
しかし、それに乗じて基準に合わない製品も多数出回っているのも現状です。
そこで今回から数回にわたり、オーガニックとは何か、オーガニックは何が良いのか、
その価格の理由、そして、本物のオーガニック製品の見極め方などをご紹介します。
食に対する安全神話が崩壊した2000年
90年代以降、海外でBSEや口蹄疫などが発生し、日本でも食に対する関心が高まりましたが、
まだその頃は遠くの国での騒動だと対岸の火事でした。
しかし2000年以降、日本でも食に纏わる不祥事が相次ぎました。
雪印乳業がオーストラリア産の牛肉を国産牛と偽っていた事件。
異物を混入したひき肉を販売、輸入鶏を国産鶏として卸していたミートホープ事件。
赤福や船場吉兆、白い恋人で有名な石屋製菓までが関与していた賞味期限改ざん事件。
名の知れた信頼度の高い企業の不祥事は、世間に日本の食の安全神話への不信感を与え、
この頃から無農薬やオーガニックなどへの関心が高まり始めました。
オーガニックは新しい農法ではなく原点!その始まりと広がり
とても厳しい?!オーガニックと名乗るための基準
一般的にオーガニックとは、無農薬・無化学肥料で栽培されたものを意味し、
大きくは有機栽培や有機農法のことを指します。ですが、農薬や化学肥料を使わなければ
すべてオーガニックかと言うとそうではなく、オーガニックを名乗るためには、3年以上、
無農薬・無化学肥料の土壌で栽培されていること、遺伝子組み換えの種ではないこと、
畜産飼料にも有機飼料を使用していること、などの規定をクリアし、認定される必要があるのです。
オーガニックの認定は、世界各国特定の認定機関で実施しており、日本では農林水産省が
それにあたります。彼らが認定した証である「有機JASマーク」がなければ、
有機やオーガニック、またそれに類する表現することができません。
オーガニックのメリットとデメリット