こんにちはRe.Ra.Ku御成門駅前店です。
前回の記事では、“現代の日本人”にアレルギーが増えている原因が「きれい好き」にあること、アレルギーはどうやって起こるのかを科学的にご紹介しました。
アレルギーの危険な原因「腸もれ」
前回は触れませんでしたが、実は「腸もれ」というのもアレルギーの大きな原因になっています。
人体では、古い細胞と新しい細胞を入れ替える「新陳代謝」が起こっています。
新陳代謝を行うことで細胞が生まれ変わり、常に生命維持に必要な活動を最新の細胞で行うことができるようになるのです。
中でも「腸壁」を作る粘膜の細胞の新陳代謝は最も早く、皮膚では平均28~56日で行われるのに対し腸壁は1~2日で入れ替わります。
腸内環境が悪化し細菌の数が減ってしまうと、新陳代謝で生まれ変わった腸壁の間に小さな穴(すきま)があき、本来であれば腸の中で吸収される栄養素や有害物質などが体内に漏れ出してしまうのです。
これを「腸もれ」といいます。
食品中のタンパク質は腸にある時は問題を起こさないのですが、血液中に流れ出してしまうと攻撃の対象となってしまうため、漏れたタンパク質はアレルギーを引き起こします。
腸もれに対する対策は次回ご紹介します。
アレルギーの種類となりやすい年齢
アレルギーには大きく分けて以下の3種類があります。
・食物性アレルギー:卵、甲殻類など
・吸入性アレルギー:喘息、花粉症、ハウスダストなど
・接触性アレルギー:檜、金属、ラテックスなど
このうち、乳児は消化管や肌のバリアが未熟なためにアレルギーが発生しやすいのが特徴です。
また、子どもは「食物アレルギー」が主だったアレルギーであるのに対し、大人のアレルギーは上記の3種類が複数混ざっていたり、生活習慣がアレルギーを誘発する土台になっている場合も多く複雑になっています。
そもそもアレルギーって何が問題なの?
アレルギーと聞くと子どものイメージが強いですが、実は乳児や子どものアレルギーは原因が特定しやすく短期間で症状が軽減する場合が多いのに対し、
大人のアレルギーはその複雑さと行動範囲の広さによって特定までに時間がかかり、症状も重くなりがちです。
次回はアレルギーに対してできる日常的な対策と、アレルギーとして多い「食」のアレルギーに対応するレシピをご紹介する予定です。