【武士道についてのお話を聴く】
2023.10.31 Tuesday 18:23
#3472
こんにちは!
『ココロとカラダにご機嫌を♪』
めがねの整体師オギさんです。
先日参加した朝活では、テーマが「ビジネスに活かす武士道」でした。
“武士道”という言葉は聞いたことがあるけれど中身はよく知りません。
武士道に抱くイメージは、古き良き日本的なものや、新渡戸稲造、日本の理念や教育などイデオロギー的なものや宮本武蔵の五輪書などでしょうか?
昔少し合気道を習っていたり、時々古武術のワークに参加したりしていますが、何かしら武士道につながるものがあるのか気になります。
今回、講師の安藤先生は、剣舞の全国コンクールで7度の日本一、文部科学大臣賞を4度受賞された武士道を体現する剣舞アーティストの武士道エバンジェリスト(伝道師)とのこと。
その道の一線の方からお話を伺うことができました。
先生曰く、武士道には聖典やバイブルのようなものはないようです。
“武士道”について、先人が築いてきてくれた『人としての在り方』の知恵をいろいろな形で伝えいただきました。
(以下覚書として)
日本は地理的に大陸の東の島国のためか、多様な文化が集まり、好きなものだけではなく、嫌いなものも切り捨てずに大きく全体を包み込んで発酵させるような発酵文化という傾向があるとのこと。神学や儒教や仏教も排他することなくないまぜになった土地。
人の成長を三段のピラミッドで例えると、
ピラミッド1番下の土台となるものは、
【観】(在り方、being )考え方、価値観、人間性
ピラミッド中段は、
【智】(having)知識、スキル
ピラミッド一番上の上段は、
【行】(doing)行動すること
この【行】は修行の“行”、これは“型”を意味するとのこと。
“型”は、純度の高い知のかたち。
ただ、行動をして知識やスキルを高めても(【行】や【智】を大きくしても)
ピラミッドの土台の【観】が小さいままだとピラミッドが傾いてしまう。
土台の【観】(being在り方)人間性や考え方、価値観に深みや幅がないと安定したピラミッドにはならない。
【観】の領域を養うには、儒教の五常の徳(仁義礼智信)を学ぶことで、こころの深淵、主観の強化に繋がるとのこと。
型を取り入れながら土台も作っていくことで、創造と進化につながって行く。
(何となく形から入りたくなるけれど、土台作りもしっかりと!)
土台を作って養うことは、まずは先人の知恵を知ることが大切。
幅広い分野につながる武士道について紐解くために、おすすめの本や人物を紹介していただきました。
「宮本武蔵」究極の武芸書の五輪書
「世阿弥」能の大成者(風姿花伝)
「山本常朝」葉隠(武士の教訓)
「論語、孫子、老子」孔子の教え、兵法書、水哲学
「朝倉宗滴話記」子弟を戒めるために述べた自らの従軍体験談や意見の言行録
「日暮硯」窮乏した藩財政の改革に尽くしたプロセス(恩田木工)
「上杉鷹山」リーダーシップ像の理想像
「渋沢栄一」論語と算盤(道徳と経済の両立)日本資本主義の父、士魂商才
「新渡戸稲造」武士道、海外で日本人の特徴を説明
「佐藤一斎」幕末維新志士たちの源流
「野中郁次郎」経営学、優れた“型”の経営
「徳川家康」世界に誇るべき時代の創造者
「織田信長」時代を切り開いた英傑
「和気清麻呂」時代の転換期に忠義を貫いた
「西郷隆盛」究極の武士道像を体現
(長文になってしまった(~_~;)
朝活の最後に、日本一の剣舞を披露してくださいました。
扇子と居合い刀を使った美しい所作の舞は素晴らしかったです(^^)
早起きは三文の徳♪アリガタヤ-
それでは、本日も好い1日を…。
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