【モノオペラという舞台芸術を初めて観劇する】
2024.09.24 Tuesday 16:28
#3801
こんにちは!
『ココロとカラダにご機嫌を♪』
めがねの整体師オギさんです。
先日「モノオペラ」というジャンルの舞台を初めて観る機会がありました。
「オペラ」というと格式高い総合芸術というイメージがあります。
これまでの人生で「オペラ」というものには全く縁がなかったのですが、
今回、知人のソプラノ歌手サチアさんという方が、
「川上貞奴の生涯をテーマ」にしたモノオペラを主演・総合プロデュースされた作品の初演が行われると知り、申し込むことにしました。
知人が主演ということでオペラへのハードルも少し下がったのですが、
とりあえず、オペラとモノオペラの違いもよくわからぬまま申し込んでおりました^^;
「モノオペラ」とは、
少人数(基本1人)で演じるため、歌手の演技力や技量が直接作品の質に影響するのが特徴とのこと。
歌と語りが交差したり、西洋音楽と日本芸能の「能」の要素を組み合わせたものや、
独特の表現方法の舞台があり、実験的で芸術性の高い作品が多いらしい。
そして、今回の『マダム貞奴』の主役の役柄は、川上貞奴という女性がテーマでした。
川上貞奴と聞いて記憶にあるのは、日本人初の国際女優で、
名古屋市内に「文化のみち二葉館」という貞奴ゆかりの立派な建造物があることくらいです。
少し調べてみると、色々な偉業を達成されていたすごい女性でした。
芸者を極め「奴(ヤッコ)」となり、パリ万博で人気を博し、ヨーロッパ巡業をし、
日本の劇団の主演女優をし、女優養成所を作り、織物の会社を作り、
山荘や二葉御殿を作り、木曽川の大井ダム完成をサポートし、
児童楽劇団養成所を作り、菩提寺、別荘などを作り…。
明治・大正・昭和の激動の時代に、女性1人が成しえたこととは到底思えない。
幅が広すぎて全くイメージできません(・・;)ただただすごい。
女性の社会進出のパイオニアであり、日本の文化芸術の発展に多大な貢献をされた方、
ドラマティックで壮絶な人生をあきらめずに命がけで突き進んでいった、とてもパワフルで魅力的な女性でした。
そんな女性をモノオペラで演じるとなると生半可な覚悟ではできません。
想像しただけで重圧に押しつぶされそうです(~_~;)
今回のモノオペラでは、脚本、ピアノ奏者とバイオリン奏者、語り、照明、音響、映像・演出演劇や所作
衣裳、ソプラノの歌声と観客の存在と、それぞれが呼応して会場全体が貞奴の世界に引き込まれ
一体感を感じる芸術空間になっていました。
1時間半ほどの濃厚な演目。 それを1日に2回の公演。
スタッフや観客も含め多くの人の思いや熱量、エネルギーが集まって生み出された空間で
サチアさんの並々ならぬ決意と熱意と想いが溢れでた素晴らしい芸術作品『マダム貞奴』モノオペラでした。
今回、最前列で目の前にピアノとバイオリン奏者のいる席で観劇することができました。
表現の波を直接浴びるような時間、とても贅沢な刺激をいただけた貴重な機会になりました。(ナガクナッテシマッタ)
それでは、本日も好い1日を…。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
本日は、お読みいただきましてありがとうございましたm(_ _)m
⚫︎「ブログを読みました!」とお伝えいただけますと毎日更新の励みになります!ありがとうございます!
⚫︎ブログ内容で気になることがありましたら、お声かけください(^^)
⚫︎ちょっとした疑問・質問・感想など聞かせていただけると嬉しいです。
どうぞお気軽にお声かけくださいませ〜♪m(_ _)m
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆