こんにちは。治療院RESETの院長伊藤です。
今回はデスクワークの人に多い首肩の症状「胸郭出口症候群」の説明をします。
デスクワークが多い方、座って前傾姿勢になりやすい方は特にこの症状が発生しやすいとされています。
主な特徴では、
・首が肩よりも前に出ている
・巻き肩になっている
・手を前に伸ばしての作業が多い
などがあります。
座り姿勢や立ち姿勢で猫背の方は上記に該当しやすい傾向があります。
首肩こりと同時に腕が重怠いという症状がありましたら、早めの整体をご検討してみてはいかがでしょうか。
首、背中、腰が楽に伸ばせるようになり、下肢の血行も楽になる為、日々が快適で過ごしやすくなるでしょう。
【胸郭出口症候群の症状】
・首肩の付け根、肩や腕、肩甲骨周囲
・前腕から手で小指側
この部分に初期はコリや緊張、重怠さが発生します。
症状が悪化すると痛み、しびれ感、ビリビリ感などの感覚障害が発生します。
他にも手の握力低下と細かい動作がしにくいなどの運動麻痺の症状があります。
【狭窄場所】
この胸郭出口症候群は、動脈、静脈、神経を圧迫することが症状の原因になっています。
その狭窄場所によって名称も変化し、胸郭出口症候群はその総称になります。
・斜角筋症候群
首の側面から前面に掛けて前、中、後斜角筋という存在しています。
この斜角筋が緊張すると、前と中斜角筋の間を動脈、静脈、神経が通る為、症状が発生します。
・肋鎖症候群
「斜角筋」を通った後、「鎖骨の下と第1肋骨の間」を動脈、静脈、神経は通ります。
頭が前に出過ぎている姿勢、巻き肩や手を前に出す姿勢が続くと、ここの間が狭くなることから圧迫されて症状が発生します。
・小胸筋症候群(過外転症候群)
前胸部にある大きな大胸筋の下にある、小胸筋という肋骨と肩甲骨の烏口突起に付く筋肉があります。
動脈、静脈、神経は「斜角筋」や「鎖骨の下と第1肋骨」を通った後に、この小胸筋を通ります。
座り姿勢の悪化で、首や肩が正常な位置から前に出てきてしまう程、この小胸筋が緊張してしまうことになり、圧迫から症状が発生します。
【院長からのメッセージ】
一度猫背や姿勢が悪い方が楽になってしまうと、なかなか正しい姿勢は維持が困難かと思います。
正しい姿勢を意識するほど、
・首や肩に力が入ってしまう
・胸を張って背筋を反らすと背中が痛くなる
・下半身も意識すると、上手く上半身の良い姿勢が維持できない
などでお悩みの方も多いのではないでしょうか。
今回説明したました「胸郭出口症候群」「猫背」を根本的に良くするには、正しい姿勢をしている方が、首肩のコリや身体の緊張も楽だと体感しないと難しいです。
何か開始したいという方は『負担を軽めにした腕立て伏せと腹筋、朝のウォーキング』など、疲れていてもはじめられることからが良いでしょう。
自力で解決は難しいと感じた方は、一度当院の整体を受けにいらしてみてください。
いつでもお待ちしております。
治療院RESET
伊藤力