こんにちは。治療院RESETの院長伊藤です。
今回は複数の症状で日々悩まされているの方に説明します。
特に慢性化している患者様の多くは来院される痛みやコリ、痺れ、疲労感など悩まされている症状が複数あります。
体の免疫力から、血液循環や回復量を助け合うため、悪いところが1箇所だけに留まりません。
【実際の症例】
デスクワークの患者様で、40代半ばの男性です。
首と腰、臀部、下肢の緊張が楽になりたいと来院されました。
この方は首や腰のヘリニア、腰の狭窄症、過去にギックリ腰や坐骨神経痛もありません。
《どのような整体を?》
耳が司っている平衡感覚を整えて、体のバランスを整え直す必要があります。
原因は生活習慣が座っている時間が長いこと、座っている時に頭の位置を正しい位置から動かし過ぎていることにありました。
頭を動かしてしまうことで、体幹や下肢は下にいく程、ブレ幅による負担が大きくなります。
首自体を治すことも一つの手ですが、重要な器官である首は安易に弄るのは危険です。
寝違いのような動きの制限がないため、根本的な整体は体幹や下肢が頭の正常な位置を維持できるようにしてあげることだと考えました。
首はヘルニアのように神経症状もなく、首肩の緊張も可動域は動かせるためいつも通りR.I.療法を実施致しました。
整体後は逆に姿勢を崩す方が辛いという感覚を実感し、男性には次回まで自らの姿勢を注視することをしていただきました。
《どのように原因だったのか》
この方はデスクワークで座っている時間は1日8〜10時間になります。
①目が先に疲れを感じ始めて、目の周囲や後頭部などの血流が悪くなる。
②目が見えにくくなったり、目の周囲の緊張で首や頭が辛い。
③楽な姿勢を求めて、首の位置を前後に動かしていくことで猫背。
または左右の肘や前腕をデスクに当てて体が傾いてしまう。
④背中や腰、臀部、下肢に疲労が蓄積して悪化していく。
⑤疲労が溜まり過ぎて、睡眠の回復力で足りなくなり、関節のキワなど血行が悪く頑丈なところに疲れを溜めて凌ぎます。
①〜⑤の流れで日々仕事で徐々に悪くなったため、体も動かせることから様子を見続けたと触診で判断しました。
1番整体で大事なことは『治すことはもちろんですが、患者様自身が整体を通して症状の原因となる癖や行動、習慣を理解すること』です。
【院長からのメッセージ】
R.I.療法は殆どを頭や顔から整体する方法のため、特別治療やアスリートコース以外は整体マッサージも用いません。
整体マッサージの手技は独自に考えて特殊な工夫を用いますが、体型や筋肉量、体の状態で適用できない方もいらっしゃいます。
R.I.療法も上位のコースも安全と効果を考慮して整体させていただきます。
今回の40代男性の予後の安定にも、刺激量を抑えるため、原因を的確に把握しないといけません。
的確に原因や生活の癖や行動を読み取ることができれば、複数の症状も1回の整体中に効果を実感いただけます。
疲れ始めたり、ストレスが溜まったりした際にどう行動するかによって異なります。
よく緊張してしまう場合、椅子に触れている臀部を片方だけ体重を加えるなど、苦痛を感じると多くの人が庇う行為を無意識に実行しています。
複数の症状に安全で効果的な整体には、カウンセリングを大切ですが、無意識の行動を触診で体から情報をどのぐらい引き出せるかが重要です。
どこで整体を受けられる際にもたくさん質問をして、次回までの生活を安心して過ごせるようにしましょう!
お体のことでお困りの際はいつでもお気軽にご連絡ください。
治療院RESET
伊藤力
おすすめコース
おすすめコース