整体師が教える!「鼻呼吸」で血圧も心臓も変わる?【一酸化窒素(NO)】の驚くべき健康効果(2025年06月04日 10時00分) パワーマグネット療法院 リラクゼーションスマイル

こんにちは!パワーマグネット療法院リラクゼーションスマイルです。

これまでのブログでは、鼻が空気のフィルターになったり、姿勢や睡眠に深く関わったりすることをお伝えしてきました。今回は、さらに奥深い鼻呼吸のメリット、⭐一酸化窒素(NO)⭐という魔法のような物質の力に迫ります。実は、このNOがあなたの全身の健康、特に循環器系に大きく影響していることをご存知ですか⁉️

1️⃣ 鼻呼吸が生み出す「健康の源」:一酸化窒素(NO)

「一酸化窒素(NO)」と聞くと、工場をイメージするかもしれません。しかし、実は私たちの体の中で作られるNOは、⭐血管や細胞の働きを助ける重要な「情報伝達物質」⭐なんです。特に、鼻の奥にある【副鼻腔】という場所で大量に作られています。

そして、鼻から息を吸い込む【鼻呼吸】をすることで、この副鼻腔で生成されたNOが、一緒に肺へと送り込まれ、全身に良い影響をもたらします。

2️⃣ NOが心臓と肺を守る!血流改善と酸素効率アップのメカニズム

鼻から吸い込まれたNOは、肺に到達すると、私たちの体に嬉しい効果をもたらします。

⭐血管を広げる効果⭐

NOは、肺の中の血管や気管支を柔らかく広げる作用があります。これにより、血液の流れがスムーズになり、肺の奥にある肺胞で【酸素と二酸化炭素の交換(ガス交換)】が効率的に行われるようになります。

⭐「肺にだけ効く」特別な働き⭐

吸い込んだNOは、肺から血液に入るとすぐに働きを失うため、全身の血管に影響を与えることなく、【肺の血管だけを選択的に広げます。】これは、体が非常に賢く設計されている証拠です。

⭐心臓への負担を軽減⭐:

肺の血管の抵抗が減ることで、心臓、特に右心室への負担が軽くなります。高血圧の方にとって、この効果は非常に重要です。NOの血管拡張作用は、【高血圧の予防・改善や動脈硬化の進行を抑える】ことにもつながると言われています。

つまり、鼻呼吸を通じてNOを取り込むことは、肺の機能を最大限に引き出し、心臓への負担を軽減するという、まさに「全身の健康維持」に深く関わる、見過ごされがちなメカニズムなのです。

3️⃣口呼吸の危険性:NO不足が招く生活習慣病のリスク

口呼吸をしている人は、鼻呼吸をしている人に比べて、気道内のNOレベルが低いことが報告されています。これは、口呼吸がこの大切なNOの供給を妨げ、結果として以下のような健康上の大きなデメリットにつながる可能性があることを示唆しています。

⭐酸素供給効率の低下⭐

NOが少ないと、肺でのガス交換が滞りやすくなり、体に必要な酸素が十分に届かなくなります。

⭐肺や心臓への負担増⭐

肺の血管抵抗が増加し、心臓に余計な負荷がかかる可能性があります。

⭐高血圧や動脈硬化のリスク上昇⭐

NOの不足は、血管の柔軟性を失わせ、高血圧や動脈硬化といった生活習慣病のリスクを高める要因にもなりかねません。

あなたの健康を「血管」から見直す‼️今日から鼻呼吸を始めませんか❓
一酸化窒素(NO)の働きを知ることで、鼻呼吸が単なる「息の仕方」ではなく、全身の健康、特に心臓血管系の健康を支える重要なカギであることがお分かりいただけたでしょうか。

鼻呼吸を意識し、習慣にすることは、

①効率的な酸素供給

②心臓への負担軽減

③高血圧や動脈硬化など、生活習慣病の予防

④健康寿命の延伸

につながる、まさに「体の中から変わる健康法」と言えるでしょう。

もしあなたが、口呼吸の習慣がある、または「血圧が気になる」「健康診断で生活習慣病を指摘された」と感じているなら、ぜひ一度ご自身の呼吸を見直してみてください。

パワーマグネット療法院リラクゼーションスマイルでは、姿勢や呼吸に関わる筋肉の調整を通じて、正しい鼻呼吸がしやすい体づくりをサポートしています。より健康で快適な毎日を送るために、私たちがお手伝いできることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。