誤ったリュックサックの背負い方が深刻な肩凝り腰痛を引き起こす
スーツに似合うようなデザインの商品も増え、リュックサックで通勤しているビジネスマンも多くなりました。
重い荷物も軽く感じ、通勤の風景も変化しています
ところが人気のリュックは肩凝りのもとになります
まず重いリュックを背負うと体が後ろに引っ張られます
そして重心を保つために頸椎、つまり首を前に出すように立ってしまいます
その負荷から頸椎を守ろうとして、周りの筋肉が緊張した結果、肩凝りになります
さらに影響は首だけではなく腰にまで広がっていきます
背骨は本来、自然なS字カーブを描いていますが、リュックの過剰な重みがかかると円背(猫背)になります
その状態が続くと、人間の背骨を構成する24個の椎骨(背骨)の間にある緩衝材の軟骨(椎間板)にダメージが蓄積されていきます
特に、重みがかかる下方の背骨に影響が出やすいです
背骨に偏った圧がかかり続けると椎間板の中身のゼリー状の成分がジワジワずれていき、痛みを生じるようになります
それがとうとう背骨回りの神経を圧迫するところまで飛び出したのが、椎間板ヘルニアです
椎間板は血流が少ない組織なので損傷すると治りにくい部位です
痛みを長引かせないためにも、そもそも傷がつかないように気をつけたほうがいいです
どうしてもリュックを使うなら、両肩にかかるベルトをしっかりと締めましょう
ベルトをゆるめて背負う人が多いですが、体幹(背中)との距離ができてしまうとよい姿勢を取りづらいです
着脱のときに窮屈さを感じるくらい、ベルトは短くして背中に密着させるようにしましょう
可能であればリュックを購入する際には普段持ち歩いている荷物を入れ、実際に背負ってみるのがおすすめです
中に入れる荷物の重量は、3㎏以下に抑えるのがいいでしょう
<まとめ>
★GOOD……荷物は3㎏以下。背中にリュックを密着させる
★BAD……リュックと背中に隙間ができるほどベルトをゆるめる
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