日光浴の効果で健康になろう・やり方と紫外線対策のコツ
日光浴の効果は知らない人が多く、室内で一日を過ごしてしまうことが多い現代人にとっては、意外な健康法になります。たまに屋外で過ごすと日光浴のメリットよりも、紫外線による肌のダメージを気にする人のほうが多いかもしれません。 しかし日光浴の正しいやり方をマスターすれば、あらゆる効果が実感できる可能性があります。日光の力は動物の原動力になっており、それは人間の体も同じこと。なんとなく体調が優れないと感じている人は、今日から日光浴の効果を意識して生活してみませんか。
日光不足になると体はどうなるか?
室内で過ごす時間が多くなり、日光不足になるとどのようなデメリットがあると思いますか。さほど意識しない人がとても多く、理由がわからない体調不良などの要因になっている場合もあります。一番のデメリットは、健康を整えるビタミンDの生成が劣ってしまうこと。紫外線B波はビタミンDを作り出す作用が期待でき、食べ物から摂取するだけでなく、日光を皮膚に吸収して生成できる可能性があります。
ビタミンDは加齢により生成が減少していきますので、年齢と共にビタミンD不足になるリスクが高くなります。結果的に日光浴が不足するとビタミンDが減るため、カルシウムの吸収が低下、免疫力が低下するといったデメリットにつながる可能性も。血中濃度のビタミンDが少ない人ほど、生活習慣病になる可能性が高くなると言われています。
日光浴のメリットについて
日光浴に効果が期待できることは、昔から親に言われてきたでしょう。「外で遊びなさい」というのは、日光浴が昔から健康法として大切にされていたことの表れ。では注目したい日光浴の効果ですが、まず体が太陽の熱で温まりますので、血行促進につながるかもしれません。
血液の流れがよくなるとリンパの流れも活発になり、デトックスにもメリットが期待できます。また日光は、一酸化窒素の濃度を高める作用があるかもしれませんので、脂肪燃焼を促しダイエットにもメリットがある可能性も。屋外のエクササイズは、効率的だといえますね。さらに日光浴は、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の分泌を高めるので、ストレス解消や不眠解消などにもつながります。朝目覚めた時に、カーテンを開けて日光をたっぷりと室内に取り込むと、体内時計が整い睡眠サイクルが安定するかもしれません。
日光浴の正しいやり方をマスターしよう
日光浴をしたいけれど、紫外線を浴びたくないと思う人も多いでしょう。日光浴で効率的に効果を実感するためには、午前中の早い時間がオススメです。午後は紫外線の量が増えますし、午前のほうがセロトニンを増やし、体内時計を整える作用も期待できます。
暑い季節は体に負担がかかることもありますので、日陰で日光浴をするのもよいでしょう。日光浴の頻度は週に三回、一日15分を目安にして続けてください。日光浴をする際は、日焼け止めを使わないのが基本です。せっかくの日光の作用を吸収するためには、ブロックするのは避けておきたいところ。そのため服装も、できるだけ肌を出したほうが効果も期待できますので、夏ならタンクトップとショートパンツなどがよいでしょう。場所は公園や屋上、海岸など、どこでもかまいません。夏は木陰などを利用して、熱中症にならないように注意してくださいね。
手のひらの日光浴も試してみよう
全身日光浴をする時間や場所がなくてできない人、また日焼けしたくない人にオススメなのが「手のひら日光浴」です。日光は骨を丈夫にし、美容や健康にもメリットが期待できるのですが、やはり気になるのは日焼けです。手のひらは体の他の部位と比べると、メラニン色素が少ないので日焼けするリスクが低いのがメリットといえるでしょう。
手のひらならシワやシミの心配がないので、日光浴には最適なスポットなのです。手のひら日光浴のやり方ですが、しっかりと日焼け対策をして、手のひら以外は日焼け止めや洋服で肌をカバーしておきます。外に出て手のひらを空に向け、夏なら15分で冬は30分以上、日光浴を続けていきましょう。その間じっと座っている必要はありませんので、手のひらをなるべく意識しながらウォーキングをしたり、ガーデニングをしたりすることもできます。
紫外線対策も忘れずにやること
肌が弱い人や日焼けしたくない顔などは、日光浴をする前に日焼け止めでしっかりと準備してください。日光浴は地域によって時間が異なり、季節によっても紫外線の量が変わるので、体の負担を慎重に判断しながら行いましょう。
また日光浴をした後のアフターケアも大切なので、腕や顔にローションをつけたり、ヒリヒリする場合は冷たいタオルで冷やしたりしておきます。長時間の日光浴は、紫外線のダメージを受けてしまうので、タイマーを使って時間を確認するのも必要ですね。
まとめ
日光浴は、様々な効果が期待できます。気分転換が必要な時は室内でなく、屋外でたっぷりと日光を浴びましょう。窓際からも日光浴は可能なので、お昼を食べる時などを意識することもコツですね。