脱水症になりかけているのに、本人や周囲が気づかないために有効な対策がとれず脱水症になる一歩手前の状態をかくれ脱水といいます。
一年を通して脱水症になる可能性はありますが、なりやすい時期は夏と冬です。
夏は発汗やのどの渇きで水分不足を自覚しやすいですが、冬は空気の乾燥によって呼気や皮膚から水分が蒸発する不感蒸発が増えるため、気づかないうちに水分が失われていきます。
かくれ脱水になると、唇や皮膚がカサカサしている、頭がボーッとする、のどが渇く、汗を大量にかく、集中力が低下する、立ちくらみがするなどの症状が現れます。しかし、さきほども述べたように本人や周囲が気付いていない場合があります。特に、のどの渇きを感じ取りにくくなっている高齢者、のどの渇きを感じていても自ら水分補給が出来ない子供などに起こりやすく、有効な対策がとれないと脱水症状は進行していきます。
軽度の脱水症では、頭痛、倦怠感、立ちくらみ、食欲不振などの症状が現れます。
脱水症が進行すると、嘔吐、めまい、乏尿血圧低下、循環不全などが現れます。
予防法としては、こまめな水分補給、食事の中に味噌汁やスープなどの水分を入れる、加湿器で部屋の温度管理をする、起床後や就寝前、入浴前後は意識して水分をとる、以上が予防法になります。
もし、脱水症になってしまった場合は経口補水液がおすすめです。
作り方は、水1リットルに塩3グラム、砂糖20~40グラムを入れて混ぜて溶かしてください。
脱水がひどい場合は、すぐ病院に行きましょう!
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