睡眠の役割は、【体力の回復を図る/体の成長を助ける/脳を休ませる/記憶の整理や定着/免疫力の維持/ホルモンバランスの調整】といったようにたくさんの役割があるので睡眠がもし取れなくなったら人は活動できないことは想像が付きますね。
ある睡眠の研究では同じ日数で比べた時に食事を抜くのと睡眠をしないとでは心身に与える影響は圧倒的に睡眠のほうが大きかったとされています。
私は実感としても家族を見てきてもお客さんを見てきても本当に「睡眠」の大切さを感じます。
では、私が考える【眠る為の五か条】について書いていきたいと思います。
①身体が緩んでいる事
②血が足りている事
③身体が温かい事
④よく笑っている事
⑤美味しくご飯が食べられている事
です。
まず(①身体が緩んでいること)ですが、不眠に悩む方の多くは体が緊張しています。常に全力で頑張っている、呼吸がしっかりできていない、休みの日でも仕事のことを考えている、などが多くの原因です。また幼少期から気が休まることがなかったという方も少なくありません。
(②血が足りていること)東洋医学の視点では「血(けつ)」は体や心を潤し落ち着かせる栄養」のような存在。不足すると心に栄養が届かず不安や眠りの浅さに関係します。西洋医学的には鉄分や栄養不足による貧血状態は適切に脳に酸素と栄養を届けることができず脳が覚醒しやすくなります。
(③身体が温かいこと)夜に眠くなる仕組みの一つに手足から放熱することで深部体温が下げて眠気を促す、というものがありますがもともと冷えている身体では放熱するための熱を作り出せず体温が下がりにくいという事が考えられます。
そのため眠りにくくなります。なのでここには昼間の運動などで熱を作り出す習慣も大切です。
(④よく笑っている事)これは①に通じるところでもありますが笑うことは緩むこと。また笑うことでセロトニンも分泌されます。セロトニンはメラトニンの前駆物質でセロトニンがしっかり分泌されることで夜にメラトニンが分泌され眠くなります。
(⑤美味しくご飯が食べられていること)食事では睡眠に必要な栄養素であるトリプトファンを摂取することができます。トリプトファンは脳内セロトニンを分泌する為に必要な栄養素。セロトニンを合成するためにはビタミンB6やマグネシウムも必要なので、食事は内容も含め睡眠には欠かせません。
ですが、、、私は内容の前に「楽しく美味しく」のほうが優先順位は高いと考えています。楽しく美味しい食事は体にとって栄養になります。
なんとなく眠れていない、寝入りが悪い、疲れが取れない、そんな風に感じていたらぜひ以上の5つを見直してみてくださいね。