白澤卓二(国際予防医学協会理事長)メルマガより
近年、
認知症のリスクを高める危険性があるとして、
問題視されている物質があります。
それは
『ホモシステイン』
といって、
必須アミノ酸を代謝する際に
体内で必ず発生してしまう物質です。
『ホモシステイン』
の血中濃度が高いと、
認知症のリスクが増加してしまいます。
また、
動脈硬化や脳梗塞、
骨密度の低下も引き起こすと言われており、
私たちの健康長寿を阻む危険な存在といえます。
この『ホモシステイン』濃度を
効果的に下げられる成分があります。
それはビタミンB群の一種である
『葉酸』
です。
『葉酸』は赤血球やさまざまな細胞の生産に関わる物質で、
女性は特に不足しがちだと言われています。
ホモシステインの代謝には、葉酸が関わっています。
血中の葉酸濃度が高まると
相対的にホモシステインの血中濃度が下がるのです。
葉酸に加えてビタミンB6、
ビタミンB12を同時に摂取すると、
より効果的にホモシステインを低減できます。
葉酸はレバーのほか、
ホウレンソウやブロッコリー、
モロヘイヤといった
緑黄色野菜に多く含まれています。
なお、レバーには
ビタミンB6やビタミンB12も
含まれており、
ホモシステイン濃度を下げるのに
最適な食品と言えます。
ビタミンB群は
体に残りにくく、
使用しなかった分は
すぐに尿などで
排出されてしまいます。
不足しないように、
毎日摂取しましょう。