ここ数年、デトックスという言葉を
よく聞くようになりました。
健康や美容のためにと
多くの人がデトックスを
実践しています。
加工食品に含まれる
添加物やアルコール、
受動喫煙の煙や、紫外線。
野菜についた農薬や、
魚に含まれる重金属。
こういった外界から体内に
取り込まれる毒素以外にも、
アーユルヴェーダでは
アーマと呼ばれる毒素が
あるとされています。
これは食べ過ぎて
消化しきれなかった食べ物のこと。
このアーマが
体内に溜まっている状態では、
血液の巡り(めぐり)が
悪くなってしまいます。
そうすると、
どれだけ栄養豊富な
食事をとっていても、
その栄養素が全身に
ちゃんと運ばれることはありません。
そのため、アーユルヴェーダでは
健康的な毎日を過ごすため
このアーマをデトックス(排出)することが、
栄養バランスの取れた食事と
同じくらい重要視されています。
でも、
体のデトックス以上に
大事にされているのが
心の毒素をデトックス(浄化)
することなのです。
アーユルヴェーダでは、
「理知の誤り(プラジュニャ・アパラーダ)」
という言葉があります。
これは簡単に言うと
勘違いや思い込み。
この「理知の誤り(プラジュニャ・アパラーダ)」が
あなたの健康に大きな影響を
与えている可能性があるのです。
例えば、
アーユルヴェーダで
「ピッタ(火と水)」と呼ばれる
体質・体調の人であれば、
ヨーグルトは控えたほうがいい食品の一つ。
このように健康的なイメージの
ある食品でも生まれながらの体質や
その日の体調によっては
控えた方がいい場合があります。
一人一人の個性を大切にする
アーユルヴェーダでは
「これが健康にいい」という
思い込みに囚われることなく
その日・その瞬間のあなたの
感性・感覚に応じて口にするものを決める
ことを大切にしています。
心と体が本当に求める
あなたに合った食事をすることが
健康への近道なのです。
そのためには、
”これが絶対に正しい”や
”健康的にいいと言われている”
といった勘違いや思い込みを
デトックス(浄化)することで、
あなたの心からの声に
耳をすませることができる
ようになることが必要です。
もしあなたが
自分の本来の心の声を聞き、
今の自分にぴったりの
健康的な食習慣を身につけたいと
考えているなら、
心に溜まった
勘違いや思い込みを
浄化しませんか?